結果は7勝8敗3分で9位。

セリーグでは5位の成績だった。

最初から梶谷、坂本、菅野、野上を欠く戦いとなり、途中でデラ、尚輝、丸を欠く事となった。

丸以外は怪我での離脱だったが、シンプルにこれだけ主力を欠けば善戦出来なかったのも当然と言える。

むしろよく負け越し1で粘れたなと。

1週目のパリーグ上位との対戦を5分で切り抜けた時には、優勝を本気で期待していたが。

だがほじくりかえすと、もったいない試合が多々あった。

西武戦でデラが抑えに失敗し、それを最後に離脱。

抑えが定まらず3戦全てで9回に勝っていたにもかかわらず勝てたのは1試合。

ようやくソフトバンクに勝ち、さぁこっからという所で西武戦でつまずいた事からチームが崩れていった。

首脳陣の負けゲームの判断悪く逆転のチャンスを逃したり、勝ちパターンが手痛い失点を許したり、主力に当たりが止まったりと、采配、投打が噛み合わない試合が続いてしまった。

だが試合単位で一つの悪事をカバー出来なかったのが敗因であり、主力がいないからこそだったなと振り返ると思う。

良かった点を順位付け。

1位、大江の一本立ち。

まぁ、完璧な投球だった。

結果も交流戦中無失点と圧巻。

高梨、中川をも超える内容の良さだった。

2位、岡本の本来の打撃。

長打力、勝負強さともに完全に本来の打撃を取り戻した。

特にセンター方向に打った瞬間の当たりが多かったのが、本人が求めている通りの内容でもう心配は不要やろう。

3位、メルの最上級の状態での合流。

2戦2勝と結果でもチームに大きく貢献してくれたが、なにより内容が抜群だった。

元広島のジョンソンの良かった時ぐらい打たれる気がしない投球内容。

現時点で今季の巨人の先発陣で内容は1番だったと思う。

菅野の状態が不安定な中、メルにはエース級の活躍をリーグ戦でも期待する。

4位、ビエイラの立場確定。

個人的に元から今年のビエイラには完全なる信頼を寄せているが、首脳陣の評価が力量と比例しておらず勝ちパターンでの登板になったり、ビハインドでの登板になったりとポジションが不安定だった。

それがデラの離脱で現状は抑えとして起用となり、デラが戻ってきても抑えか勝ちパターンでの起用は確定されたと言えるやろう。

それだけの信頼を得れたのは今後に大きく活きると見ている。

5位、豊樹の制球力も含めた安定感。

自分が速球派の投手が好みなのかもしれないが、ビエイラにしても豊樹にしても力を大きく買っている。

だが明らかに制球面は課題で、使いづらい投手だったのは確か。

そんな中で昇格後は制球の乱れなく、安定した投球を続け4試合6.1イニングを被安打1、四球16奪三振と結果を残した。

持ち味の直球の力強さにフォークの精度が格段に上がったのが印象深い。

回跨ぎを平気でこなせるのも心強い所。

なにより奪三振率が良く、らしさを残し制球力が上がっているのが、信頼度を高め戦力になり得た所に思う。

今年のブレイク選手の1人となる事を楽しみにしている。

6位、ウィーラーの勝負強さ継続。

今年通じて非常に勝負強いが、交流戦でも継続して強く6割弱の成績を残したのは圧巻だった。

本題と違うが2番としてウィーラーのチーム打撃、粘っこさは大ハマりで貢献度も抜群。

上記6選手がいたからこそ、主力を多々欠きながら約5割の勝率を保てたと言える。

巻き返しへ欠かせない選手達やろう。

ここに主力が復調し、怪我人が戻り、山口も加入となれば期待度はまだまだ高い。

今季を諦めるのは早すぎる。

上がり目を信じ、週末から再び観戦するとしよう！

以上。

元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。

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