要所で思い通りに 深読み版 対中日戦 4/13

要所でほぼ思い通りの守り、攻撃が出来たのが勝利に繋がった。

主導権を握っての試合では無かったが、終始少しだけ流れが巨人にあったのを絶えさせなかった印象。

初回から振り返っていきたい。


1回表 サンチェス

廣岡、好捕。先頭を出さずに済んだこのプレーは大きかった。

今年のサンチェスの特徴の一つである、テンポの良さで3凡。


1回裏 大野

松原、粘り強く球数投げさせ四球を奪う。

求めてる全てをやってのけた打席。

大野もそないに今日も制球、球威がある訳ではない。

坂本、決めて欲しい打者ではあるが、2番として松原同様少ない球数で終わらないのが大野を苦しめられていて良い。

アウトローをライト前に、流石のバットコントロール。

この良い流れを問題のクリーンナップでどれだけ得点に繋げられるか。

梶谷、甘い球を確実に捉えられた。

この結果でだいぶ楽に打席に立てるやろう。

岡本の前で得点できたのもだいぶ楽にさせた。

岡本、失投にタイミング合わず。

引っ張る、決める意識が低く空振り三振。

大城、タイミング合わせたが、アウトローの厳しかった所に投げられたため併殺コースに。

初球から狙いにいくのは悪くない、結果のみが最悪だった。

4.5番の打撃の狙いが反対。

併殺を恐れない大城、繋ぐ意識が強かった岡本。

1点取れただけでも良いとするか。


2回表 サンチェス

阿部へ初球アウトローがストライク判定はサンチェスにとって大きかった。

これを活かせるか。

平田へは長打さえ避ければという所やったので結果よし。

基本的に確率ゲームな事を思うと、2死一塁の場面で8番との勝負を四球で避けたのはもったいなかった。

一発を警戒するのは分かるが。

簡単に映るが、大野の当たりの石川の守備は好守。

大野に雰囲気があった為、ファールゾーンで終わらせられたのはよかった。


2回裏 大野

石川、仕留めるべき球を一発で捉える見事な打撃。二塁までおとしいれたのも大きい。

2球目を積極的に振れたのが落ち着きを生んだ。

廣岡、ランナー進められれば最高やったが、増田、サンチェスと続く打線で一番打撃期待度の高い廣岡に自由に打たすのは策として妥当に思う。

文句を言うなら、打たんかいぐらいかと。

投手まで回った事を良しとしよう。


3回表 サンチェス

大島を3B1Sから打ち損じでアウトを取れたのは大きかった。

前の回に投手まで回してしまった流れの借金を3凡で全て返済出来たのは展開として良い。


3回裏 大野

坂本、三振の前の球をよーバットを止めた。状態がだいぶ上がってきている証やろう。

同じ所から変化球は相手の勝ちか。

梶谷、外角を強く振れてきてええ状態になってきた。

岡本、この出塁を活かせるか。

2アウトで余計な事考えんでええから、本来の力は出しやすい。

高橋、守備堅いのう。

主観的だが、ここ最近で一番集中して打席に立てている様に見えた。

これはこのカード打つどと予測する。


4回表 サンチェス

アリエルに対し、外角攻めし最後インローに最高の球。

大城、低めのワンバンを取ってからすぐストライク送球で盗塁阻止。この辺りは目まぐるしい成長具合。

先頭四球をバッテリー自らカバーした。


4回裏 大野

甘い球を3者とも捉えきれず3凡。

ここが助っ人がいてくれば頼もしい所。


5回表 サンチェス

木下が甘い初球を打ち損じてくれ、だいぶ楽なイニングになった。


5回裏 大野

3凡ではあるが、松原の粘りが淡白さをなくし圧倒されている感じがでなかった。

これが勢いをつけるのには大事。

流れを途絶えさせなかった要因の一つと思っている。


6回表 サンチェス

坂本の俊足の打者走者に対して無駄なく最速で投げる為の足の運びは見事。

四球はサンチェスの場合仕方ないが、ここで4番相手に打たれては四球も悔やまれる。

ベストピッチを。

初球の甘いど真ん中の変化球を打ち損じてくれたのは助かった。

まだツキがある。

先週の巨人を見てる様な中日の甘い球の打ち損じ具合ですな。

この辺りはパワーのある打者の方が頼りになる。


6回裏 大野

坂本には甘い球がきていたが、梶谷、岡本には1球もなく相手が1枚上やったかなというイニング。


7回表 サンチェス

アリエルへアウトローボール球2球振らせたのは大きい。

大城がデータか分からないが今日はそこにひたすらアリエルに対してせめていた。

横の制球が素晴らしい。

元から力ある球を投げているので、横の制球があればそう簡単には打たれない。

100球前後でも球質変わらず。


7回裏 大野

大城、外角を当てる技術が格段に上がっている。

廣岡、初球タイミングばっちしやったが、相手の球威が上回ったか。

あれを捉えられたらレギュラークラスなんやが。

と思っている間に廣岡らしい一発が。

右に長打という面では岡本のええ時と並ぶかそれ以上のものがある。

サンチェスに回らず得点出来た非常に値打ちある一打。

最大限に廣岡の魅力が詰まった一発。

相手エースからこの場面で打てる廣岡の素質は間違いなく、将来のクリーンナップクラス。


8回表 サンチェス→中川

サンチェスはノーヒットで降板となったが、左が続く所で中川にスイッチしたのは隙がなく流石の采配。

井領に対し中川としては完璧な球なんやが、ヒットにされる。

けど増田のあの飛び込みは、流れを嫌なものにしなかった。

むしろ中川も燃えるものがあったやろう。

大島へ2Bから3球外角に完璧に直球を投げ込み見逃し三振。

1ミクロンも狂いの無い投球。

読み打ちする福留に直球で追い込み、まぁ変化球勝負という所で直球を要求した大城のリードは見事だった。


8回裏 マルティネス

亀井、打ち損じか。甘かっただけにもったいない。

いきなりマルティネスも本領発揮ですな。

廣岡の一発で勝ち越せていたのは大きい。


9回表 デラ

真ん中から厳しい所に曲がるスライダーで難なく高橋を打ち取る。

福田にファーストストライクが甘かったが、打ち損じに救われた。

直球で押し込めている所に安心感が去年よりある。

ちょっと甘かったが、松原の守備範囲に救われて試合終了。

雰囲気的に3凡で終われたのは大きかった。


今日の対策話として、福田、平田にビシエドの代わりの仕事をさせないのが大事としていたがアリエルも含めしっかり抑えられたのはよかった。

まぁノーヒットやから、誰にも打たれなかったのやが。

福田、アリエルに計3つ四死球与えたが、下手な失点をしなかったのはこれも活きたからかなと思う。

これで連勝。

チーム状態が上がってきているので、その波に今週は乗ってもらいたい。


以上。


元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。


ご覧下さりありがとうございました。


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