【過去の遺産】巨人V逸の要因 Part2


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V逸の要因について大まかにはPart1でやりました。
その記事はこちら。
巨人V逸の要因 Part1
今回は、もう少し細かい所で何があかんかったのかを、考察していきたい。


リード面での炭谷退団の影響。
これが非常に響いた後半戦の戦いだった。
大城、小林でどうにかなると踏んだのは妥当で、出場機会を増やしたい炭谷の希望を尊重したのは球団として間違いとは思わない。
だが、チームの歯車が想定をはるかに超え噛み合わないというか崩れた。
その困った時に必要戦力となれたのは炭谷やろうなぁと痛感する9.10月の戦い。
1歩上のリード程度じゃ足りず、攻撃的なリードが出来る炭谷の存在があの時期には必要だったやろう。
ここを小林が担ってくれる様にならないと、チームの浮上は見込めない。
大城のリード面での成長、向上にも期待はするが、肩力では大城も力を発揮出来ているだけに、肩力の小林やなくリードの小林となって欲しい所。
結局阪神は優勝出来なかったが、坂本の存在が接戦を繰り広げられた要因なのは確か。
全試合を見て、負け数はともかくとしてリードによって勝たせた試合が最も多かったのは炭谷という印象。
これでは寂しい限りだ。

ランナーコーチの判断力。
正味な話、3塁コーチの判断力の無さで何度落としてきた事か。
ここまで目立ったシーズンも珍しい。
特に記憶に残っているシーンで、ロッテとの交流戦最終戦でマーティンの返球で岡本が楽々アウトになったがこんなもんスパイかと思う程酷い判断力だった。
反撃ムードに水を刺す最悪のコーチング。
CSに向けて、金城コーチを招集したが3塁コーチ要員でやとすると戦い方はマシになるのかなと期待する。
この判断力の悪さで落とした試合が無ければ優勝していたとまでは言えないが、ペナントの順位や勝敗数が変わればモチベーションも変わったとするならば影響も少なく無かったやろう。
抜群の判断力があるコーチが理想的ではあるが、慎重派より積極性がある方が効果がありそうやと近年の野球を見ていると感じ、19年の元木コーチは良かった方かなという印象。
一塁に村田コーチを敷いていたが、際どいプレーでも見てすらいない場面がありリクエストとならない時があった。
意識が低い証拠やろう。
19年の鈴木氏は非常に良かっただけに、再び戻ってきて欲しい所。
選手個々の走塁意識に高さはあったが、ランコーにより上手くいかなかった事が競り負けた数を増やした様に思う。




1.2軍の風通しの悪さ。
表に出てこない事情があるのは間違いない。
やが、上手くやり繰り出来なかった事は勝敗に大きな影響があった様に思う。
陽が好調な時期に上がらず、状態が落ちてきた頃に昇格し上で内容が上がってき始めた頃に降格は未だに訳が分からない。
古川、堀岡、戸田、中山、秋広も同様、ええ時に上げず上手く活かしきれなかったのは選手にとってもチームにとっても痛かった。
引退が決まったから一日でも多く上で見られたのは良かったと思えているが、亀井をどんだけ悪くても降格させなかったのもマイナス要素。
この1.2軍の風通しで一番の悪事というか、躓きは香月の降格。
コロナ離脱組の復帰により降格となった香月やが、好調さもあり主力級の活躍を続けていた。
そのタイミングでの降格、そして下で不運な2試合続けての自打球で状態が大きく低下し復調とはならなかった。
怪我の影響が続き過ぎたと見るのは難しく、タイミングが重なっただけかもしれない。
ただ、そこが不透明になったのは確か。
今年の巨人なら、結果的にはファーストのレギュラーを取ってもおかしくなかった。
やはり、結果を残せている選手を外すというのは大きなリスクだという事を再認識したシーズンだった。
戸田、今村にも似た事が言える。

スペシャリストを作れず。
原野球の最大の特徴かもしれない控えのスペシャリストを作れなかったのも、大きな敗因。
増田大が走れないのに最後までその座を外さなかった。
不在時に湯浅、若林に託す時期もあったが、積極的には走らせず成長を促せなかったのは最後まで響いた。
自分は増田大の役割を継げるのは重信と見ていた。
その重信が打力で結果を残せないからといって、降格させたのは戦力の使いこなしとして非常に下手だった様に思う。
バント要員不在。
役割を変えここを増田大に託せていれば、得点力は高まったやろう。
これも首脳陣の見立ての悪さに感じる。




最後に首脳陣の勝負所の見極めの悪さ。
まずは中5日ローテ。
結果的に大失敗に終わった。
8月末で首位の座を奪い、そこから一気に突き放す算段だった筈やが上手い事いかず。
これも自分は一つの策としてハマる可能性もあったと全面的に否定派では無いのやが、振り返りとしてはブーストをかける時期が早すぎたかなと。
ここまで首位争いは接戦で残り2ヶ月弱残っていたのなら、余力を残し通常営業で耐えしのぎ後に勝負を懸けた方が可能性は高かったやろう。
2連覇中とは違うペナントレースの進み方ではあったが、それが勘を鈍らせたか焦りが見られた見極めの悪さだった。
勝ち試合での緩め方、負け試合の諦めの早さ。
これも非常に下手だった。
上記で触れた勝負所と見た筈の9月序盤の甲子園でピンチで乱れていた戸郷を続投、連敗していた状況にもかかわらず坂本に休養を与え下げたり、これ以外にも勝ち試合を自ら緩めにいったがばかりに取れない試合が目立った。
逆に負け試合を早々に諦めたがばかりに、追いつけず、追い抜けずといった試合も多々見られた。
主力を下げた事もあったが、特には投手起用で桜井等まだこの点差やのに使うかという場面も多くありその失点が大きく響いた事もあった。
原監督がよく口にする勝負師として、あるまじき戦略ミスだった様に思う。

と、まぁ上手い事いかんペナントレースだった。
良かったのはビエイラが圧倒的存在となるまで安定感がついたのと、松原が苦しい立場から大成長を遂げレギュラーを掴んだ事ぐらいか。
残すは短期決戦のみ。
力量は劣るが、戦力はこちらも揃っている。
2年続けてやられてきた短期決戦で、今年こそは改善された強さを見してくれる事を期待する。
それが見られれば、2年間の悔しさは晴れ、満足できるシーズンとなるやろう!

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