戸郷で投手戦制す 対広島戦 6/23
喜びを伝える前に、小林の件を。
骨折か。
昨日の骨に異常なし速報を99%信じてしまっていたので余計に衝撃度が大きかった。
だが幸い巨人は捕手の層が厚いので、戦力ダウン度は比較的マシだ。
チームとして痛い離脱なのは間違いないが、この時期だった事をマシだと思い復帰を待ちたい。
それと岸田の成長を無視しなくて良い状況になった事はプラス面なので、公式戦でもアピールしてくれる事を期待したい。
暗い話はこれぐらいにして、巨人開幕4連勝!
勝ってる時期はどこのチームでも強く見えるのだが、それを差し引いても近年の巨人と比べて今年はチームの完成度が高く強い様に感じる。
ついに黄金期が到来したんとちゃうかと今日の試合で特に心躍った。
今日の試合、審判の判定が辛い事の連続で決して有利に試合を運べていた訳では無かった。
ましてや相手先発は苦手でエース級のジョンソン、こっちは弱冠二十歳の期待の若手投手。
近年こんなケースで1点差で逃げ勝った試合など記憶にないぐらい負け試合となる要素が揃っていた。
それでも結果は勝利。
今年は違うなと思わす1勝となった。
ではそんな試合の詳細を。
桑田氏以来33年ぶりの高卒2年目の開幕ローテ入りとなり、先発初勝利を手にした戸郷から。
まずはロングリリーフとセットで考え、能力を見縊っていた自分の眼力を反省したい。
けど言い訳しても恥ずかしく無いぐらい、ここまで出来る選手は中々おらんし戸郷が凄すぎた。
まず、この日1球目をコース一杯のアウトロー151キロのストレートでストライクスタートするんやから只者やない。
エースか君はと思わせる度肝を抜く球だった。
2球目も同じコースにストレートを投げ込み空をきらせ最後は自慢のスライダーで三振を取った。
続く安倍も三振と全部書いてるとキリがないぐらい素晴らしい球の連続だった。
立ち上がりからかなりの落ち着きぶりで、制球も抜群、スピードで押せてもいると開幕カードに入れたのは伊達やない事を証明するピッチングだった。
2回にも戸郷の大物さが垣間見れた。
先頭の鈴木に相手の選球眼が素晴らしかったのだが四球を与え、バッテリーエラーと戸郷の送球がそれたのとで3塁までいかれた。
こうゆうのがあると特に若手は乱れやすい。
けど戸郷は違う。
顔色一つ変えず、メヒアには少し甘めだったが打ち損じさせ會澤、田中にはもう本来の投球が戻っていた。
なんじゃ、この精神力は。
そら去年の使われ方でも結果を残せるわな。
教えて出来るものでもない戸郷の天性的大物感だと思った。
武器の多い選手だ。
まだ驚いた事はありそれは6回だ。
良いピッチングが続いていたものの、5回には球速、伸び、制球共に少し疲れが見え始めている様に見えた。
それが勝ち越した後の6回、ギアを上げたと思われる3者三振。
特にピレラへの最後の速球は球威抜群だった。
ストレート2球続けて空振らせるんやから大したもんだ。
安倍へのフォークの落ちも完璧で、球界を代表する様な投手と同格に見える6回だった。
7回は流石に疲れたか、シュート回転が目立ち始め制球も高くなりつつあった。
1点差という事でピンチを作った所で降板となった。
初登板という事もあり飛ばしていたのだろう、合計92球だが70球目ぐらいからはバテ始めていた。
唯一注文をつけるならスタミナ面ぐらいで、よー7回途中まで投げた。
色々登板前は考えたが、この二十歳に心配など不要なんか。
更なる成長を期待したい。
ナイスピッチングだった。
鍵谷も微妙な判定にも制球を乱さず、菊池をフルカウントからアウトローに投げ込み見事な火消しをしてくれた。
不調の菊池という事もありここで絶対勝負したか。
ここを四球でも出していたら長野が出てきて、流れは変わっていただろう。
この日最大のピンチだったが、最高の仕事で戸郷の勝ち星に貢献した。
中川も1点差ながら去年の経験が大きく落ち着きを作るのか、安定感ある投球で無失点で切り抜けた。
デラ 内容やなく、あそこで4番に怯む事なく緩い球を使いそしてストレートで詰まらせて併殺に取るあたり、適正を感じた。
會澤に対しても、必要以上にビビる事はしない。
これがセーブ成功できた要因に思う。
間が空いた後も乱れ無かった所も流石だった。
続いて攻撃陣。
先制打の岡本の一打はチームに勇気を与えた。
初回、苦手ジョンソンに北村は完敗し坂本は技術を見せヒット、丸は不運な三振となりここで得点出来ないとなると巨人に苦手意識がまた働きだしていたと思う。
そんな場面でしっかり打点をあげる岡本は4番として本当に頼もしい。
岡本が軸の打線が完成されたなと思う今年の活躍ぶりだ。
結果的に大きな1点となった、威圧感で奪った押し出し四球も4番らしい仕事だった。
今年の岡本にはここぞの場面で打ってくれという気持ちより、岡本であかんのやったら諦めがつくといった気持ちになっている。
勝負を背負える4番に進化した証だ。
巨人の最大の強みは岡本となりつつある。
坂本も攻守で大活躍だった。
特に守備面で、鈴木の三遊間の当たりを無駄の無い守りでアウトにしたのは鳥肌もんだった。
グラブトスでの併殺完成もあれが無ければ勝てたかどうか怪しいぐらいのビッグプレーだった。
動きは100%問題無くなってきた。
後は疲労の蓄積には気をつけ、怪我防止に励んでもらいたい。
パーラがジョンソンに苦労させられた球を逆方向に軽打しヒットにしたりと2安打で全く苦手としなかった。
ジョンソンと戦えるピースが入ってきてくれたのはデカい。
チームの苦手意識が解消する特効薬となってくれそうな打撃だった。
炭谷の粘りがジョンソン攻略の糸口となった。
これも元々パーラが牽制で飛び出してしまうという良くない流れの中で、炭谷がもう一度流れを取り返そうとする意識が生んだように思う。
実際悪い流れやとは、ヒットになる前からもう誰も思って無かった筈だ。
しかも14球目をヒットにするのやから、相手のダメージは最大級だっただろう。
こうゆう個の力で無く、繋いで線として戦おうという意識がだいぶ大きくなってきた。
チーム力は確実に上がってきている。
盗塁も刺したりと守備面でも好プレーがあったが、バッテリーミスと言われる部分には改善点があるのは否めない。
けど今日文句言うのは避けたい気分だ。
8番打者として最高の仕事だった。
最後に北村 まずは守備面から触れておきたい。3回に投手のヒットと嫌な流れの中ピレラの当たりを岡本が取り併殺を狙ったが送球がワンバウンドとなった。
それを巧くキャッチし併殺は取れなかったが、1つアウトを取れたのは大きかった。
でメインの5回勝ち越しタイムリー。
巧く肘をたたんで打ったがセンターフライかと思った。
けどこうゆう当たりがチャンスでヒットになるあたり北村にはツキがある。
こうゆう良い流れに自ら乗っていき、飛躍する年になってもらいたい。
という事で去年戦力で無かった選手の活躍もあり、ジョンソン相手に勝つ事が出来た。
けど今日の勝因はそのジョンソンとやり合い勝った二十歳の戸郷という事で良いだろう。
大きく期待したい選手や!
この日下で好投したのが畠。
だが内容は戸郷より下回っている。
歳は違うが良い時の期待度は似た感じなだけに、畠も頑張れよ!
エース候補と言われている選手達が上でローテ組めた日には、投手王国と呼ばれるのだろう。
楽しみに待っていたい。
以上。
元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。
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