開幕カード振り返り 6/19-6/21

3連勝と最高のスタートをきれた巨人。

その3連戦を振り返り総括していきたい。


まずは巨人にとって好都合だった事から。

大山をレギュラーとして使ってこなかった。

これは本当に楽だった。

どの打順やったとしても大山がいると一発を警戒しないといけなく、その前の打者への攻め方が苦しくなる。

阪神側としては、ボーアは4番の大黒柱、マルテと福留は実力巧者と外せない事情があったとは思う。

ただこの上の3人と比較して全く大山が下回った選手だとは思わない。

ボーアを4番から3試合目で外すぐらいの信用度なのに、大山を1試合しかスタメン起用しなかったのはやり易かった。

開幕戦となった1試合目での中島のタイムリー内野安打、結果論だが大山ならと思うと助かった。

個人的に思うのは大山レフトで控えに福留、或いはファーストをマルテとボーアの併用、これをされるのが一番脅威だ。

このまま気づかないでいてくれると、阪神戦は有利に戦えそうだと思う。


西が余力がありながらも6回までしか投げてこなかった事。

これは巨人ファン総意でラッキーやと思った筈。

流れを見ても阪神にあるというよりかは西にあるといった感じやっただけに、反撃ムードに大きく火がつきあの劇的な展開に繋がった様に思う。

これは相手にとっては相当悔いが残った筈なので、次は無いだろう。


梅野が開幕戦以外スタメンマスクや無かった事。

昨年の巨人とは違い競争させる必要が無いぐらい梅野は抜けた存在やと思う。

捕手1人が連戦を意識してリードされるよりかは、巨人にとって易しくなった筈だ。


ボーアの迷いあるスイング。

空振りを恐れている様なスイングには助けられた。

左が苦手だろうがフルスイングで振ってこられると、ボーア勝負も簡単には決断しにくいし、制球もしにくかったと思う。

阪神がボーアと心中するんだという考えでドンっと構えられ、ボーアに余裕が生まれ本来の打撃が戻るとすれば今回ほど簡単には勝てないだろう。

その前に3つ取れたのは大きかった。


3戦目が青柳では無かった事。

単純にガルシアとどちらが打ち難いかとなると青柳だっただけに、幸運だった。

こちらもサンチェスと自信の無い投手だっただけに、青柳相手で無得点が続いていたらピッチングに余裕が無くなり6回途中1失点の投球が出来たかとなると厳しかったと思う。


今思い返してもこれされると嫌やなという事があまり無かった。

唯一近本の2番が嫌らしいなと思っていたら、3戦目には1番と楽になった。

出塁率+走力の打者なら1番が嫌だが、近本の打力は阪神の中では上位で個人的にはランナーがいる場面で回ってくる方が苦しい展開だなと思っているのでトレンドの打力のある2番の方が巨人にとっては不利かなと思っている。


続いて巨人側として3つ取れたポイント。


最大の要因は尚輝の逆転2ラン。

これが最高に勢いをチームに与えた。

開幕戦を相手投手の2打点で負け、エース菅野に負けがついたと思うとムードも悪く2.3試合目に勝てたかどうかすら疑ってしまう。

尚輝で始まった今年の巨人。

最後まで尚輝の活躍が見れるシーズンであってくれと心から願う。


京介の満塁仕事人っぷり。

ボーアが左が苦手といえど、鳴り物入りで阪神に入った大砲を2日連続で抑えた事実はカードのMVPと言っても遜色ない。

失投も押し出しも許されない場面でよーやってくれた。

ワンポイント禁止というルール改定が日本の野球にも近づいてきていそうだが、京介の投球でこれも野球の魅力の一つやと大きく認められ考慮される様な活躍を今後も期待する。

ワンポイント専用の投手やないが。


坂本が間に合った。

僕の考えとしては焦って無理させずスタメン出場は長い目で見て控えた方がと思っていたのだが、精神的支柱としてもプレイヤーとしても3連勝に大きく貢献した。

開幕前の2軍戦を見てても、どうにかなるなというぐらいには身体が動いていたのだがここまで結果を残せるとは思わなかった。

本調子やないとは思う。

けど徐々に身体が慣れてきて本領発揮となるまでに怪我されては元も子もないので、無理はさせたくない。

もう少しは、途中交代を展開的にしながらやっていけたら理想的かなと思う。


4番岡本の大黒柱としての仕事っぷり。

まぁ凄い貫禄でしたな。

2018年4番に昇格、4番としての経験を積む。

2019年4番としての壁にぶつかり、試練に苦しむも見事に乗り越えて一皮剥ける。

そして今年、巨人軍の真の4番としてチームを勝利に導く存在に。

この全ての期間、いやルーキー時からの岡本を見てきての、この成長っぷりにはまさにロマンがあった。

これが最高に見応えがあるから、生え抜きの選手には思い入れが強くなるんよなぁ。

ついに独り立ちし、岡本を中心にどう得点するかというチームになった。

これは強い巨人が戻ってきた証となるやろう。

歴史的に残る強い巨人にしてくれ岡本!

本題から離れ過ぎましたが、どの打席とかでなく全打席を4番として特別な雰囲気で入れていた。

その存在こそが3連勝に繋がったと思う。


最後に原采配。

まさに名将と言える、的確な判断力とタイミングそして勝負勘だった。

初戦でチームで戦う事を認識させる湯浅の代打起用からのバントサイン。

控えメンバーから見たら湯浅に託すのは確かに妥当な選択なのだが、プロ初打席の湯浅には重い仕事だった筈。

原監督の能力からすれば、次の回投げさせないとしても経験のある巧い菅野に打席を立たせてバントさせる事も可能だったと思うし、確率も高かったかもしれない。

だがそれでは控えの士気が下がる。

今後を見据えて、湯浅に託した決断は勇気ある英断やったと思うし、それでついた勢いが尚輝に好影響だったかもしれない。


パーラ7番起用。

去年世界一のチームにいた男に、状態を見て妥当な7番に起用出来る原采配は見事だ。

ただ7番にするのでなく、助っ人外国人を気分悪くさせず、プレーに集中させる人心掌握術は抜群に優れている。

無理にプレッシャーを与えずに、結果がチームに悪影響を受けにくい打順で様子を見れたのは本当に良かった。


尚輝を油断させない為対抗馬として湯浅をスタメン起用し、内容不足と見るや、すかさず代打を出し北村を起用。

その北村が結果を残しその後も守らせるも、次の打席にはレギュラーは尚輝だと言わんばかりに代打を出す。

そら若手も気持ちが切れんわ。

まさに原采配と言える手法だった。

ベンチメンバーをほったらかしにしない采配こそが、1年間最後まで戦えるチームを作っているのだろう。

名将と言われる所以だ。


と言う事でほぼ思い通りに3連勝となったが、これが続くほど甘くはない。

誰かのミスをカバーし合いながら、ペナントを進めていく事も必要だ。

まだまだ色々とあるやろうけど、それも楽しみながら野球観戦を楽しみたい。

ええ3連戦やった!


以上。


元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。


ご覧下さりありがとうございました。


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