完敗やが、足りない所が多々 深読み版 横浜戦 8/20
呆気なく終わり敗戦。
試合後すぐは完敗やと悔しさは薄かった。
だがよー考えると、負けてなお強しという野球は出来たと思う。
もっと競り合えた内容の試合にしてもらいたかった。
良かった面も含め、深読みしていきたい。
1回表、山口が1死3塁のピンチを招くも無失点。
制球が不安定な中、ここぞで最高の所に決まった事が無失点に繋がったが大城のリードもハマっていた。
佐野に対し、内角狙いの球が中に入っていく投球が続いていたがそれでも最後まで内角要求を続けた。
危険度は高かった様に思うが、リスクもあったこの強気なリードこそが詰まらせ犠牲フライとさせなかった。
ここで仮に一発を浴びたとて、どうにか出来るという強者の攻め方やろう。
リスクはあれど、初回という事で山口が1番抑えられる可能性が高い球を要求したのは大城のリードの幅が感じられ好印象だった。
1回裏、オースティンの好守。
大まか版でウィーラーの打撃が敗因と書いたが、同等の敗因としてここでチャンスを広げられなかった事が最後まで響いたのは間違いない。
これが抜けていれば、巨人ペースで試合を進められた可能性は非常に高かったやろうと脱帽もののビッグプレーだった。
流石にここでもう一度流れを引き戻す一打を放てなかった岡本を責める事は出来ないが、坂本の盗塁死も含め相手の好守の流れのままにこのイニングを終わらせてしまったのが痛かった。
2回裏、ウィーラーの併殺が響き1点止まり。
状態の悪いウィーラーを下位に下げたのは一つの策ではあるが、あまり経験の無い打順にした事ですべき打撃に迷いがあった様に感じた。
8番、9番と続く中で無死1.2塁でなんとしても逆方向に進塁打を狙うべきか、決めにいくべきなのかを整理がつかず打席に立っていた印象。
もちろん答えとしては、ウィーラーの打力に託す場面。
7番起用について、場面に限らずウィーラーに任せたぐらいの事は試合前か打席前には伝えていたとは思うが、明確にこの打席は決めにいってくれとは伝えられてなかったからこその迷いかなと。
チーム打撃を無視する打順が今までは無かった。
復調待ちで7番起用を続けるのだとしたら、自分の打撃に徹しやすくなる様なベンチの進言に期待する。
3回裏、松原の盗塁死。
クリーンナップの打席内でのこの盗塁死は痛かった。
これぐらい積極的に盗塁を狙いにいくのは、賛成ではある。
シンプルに松原の盗塁技術を高めてもらいたい。
その為にも、ベンチも松原本人もこの失敗に臆する事なくもっと盗塁企画数を増やしていってもらいたい。
4回裏、ウィーラーが決め切れず。
チャンスが状態の悪いウィーラーを追いかける不運さ、悪循環。
2回の併殺と同じ様な内容で凡打。
だがここは迷いがあったとの見解は通用しない場面で、ただただウィーラーの振り遅れが目立った状態の悪さそのままの打撃。
ピンチを切り抜けた後だっただけに、展開としては是が非でも追加点が欲しい所だった。
続く打者が尚輝でウィーラーと比べれば勝負しやすい打者やと明らかにボール球になってもいいという様な配球だった。
ここも相手が楽に投げられた要因やろう。
その点では、7番というのも考えもんではある。
心理的に投手までは回したくないというのを利用し、8番の方がマシなのかもしれない。
あくまでも状態が悪い前提で、チャンスで簡単に勝負を避けられるのも問題ではあるが。
まぁそれでも次の回1番からいけるという利点の方が大きく、今日の最終自論としてはスタメンで今の状態が続いている前提なら8番がええとしておく。
5回表、同点とされた後の1死3塁からの戦略。
佐野に対しカウントを悪くし、敬遠。
勝負するのがイニング、点差的に最善ではあるがカウントを悪くしたなら勝負を避けたのも一つの策としては良策に思う。
中日戦でビシエドを敬遠した時と似た展開だったが、大きな違いは続くは好調オースティンという所。
ここで併殺狙いやからこそ最後はフォークでなく、直球を選択したが軽打され勝ち越し打を浴びた。
だが、大量失点覚悟で佐野を歩かせる勝負を挑んだのやからそれならオースティンに対しても歩かせる覚悟でフルカウントからフォーク勝負でも良かったのかなと。
これで見切られ満塁とされたとしても、宮崎、ソトは状態が悪く勝負しやすいかったやろうと思う。
この勝ち越し点死守する策を選んだ割には、結果的に中途半端な勝負をしてしまったなと見ていた。
5回裏、重信の三振。
打席内で無死2塁となるもフルカウントから落とされ三振。
相手の思うがままにねじ伏せられた所は非常に物足りなさがあった。
あの場面で直球待ちだった様なスイングは狙いが安直すぎるなと。
個人的には仮に低めに直球を決められ見逃し三振だったとしても、そっちの方がなんぼも嫌らしい考えのある打者やなと思えた。
こうゆう場面で見逃し三振だけは避けようとか、目的外の考えで打席に立つ控えが多い印象が巨人にはある。
1軍戦力としつこうゆう嫌らしさに1枠ある様に思うので、そこを狙う若手というのも出てきてもらいたい。
6.7回表、畠の完全投球。
スライダーの精度、制球が今日は非常に安定していた。
手放しに信頼は出来ないが、制球さえ安定すれば結果は自ずとついてくるだけの力は持っている。
続けてもらいたい。
8回表、豊樹の投球。
何一つ変わりなく、心配不用な内容。
オースティン、ソトに直球を長打されたが、力勝負で毎回は抑えられん。
こんな事あるわと切り替えてもらいたい。
それよりも、カットの精度が良かった方が収穫で好印象だった。
9回表、今村の先頭四球と詰めの甘さ。
今日の投手陣で1番罪深かったのは、この回の先頭四球。
ここから上位に繋がっていく中で、大きく打力が劣る山本にボール先行となった事は猛省してもらいたい。
無死2.3塁とされるも、2死までこぎつけた。
この集中力は見事だったが、その後の佐野に高めのスローカーブ仕留められ痛いダメ押し点を与えてしまった。
責める程悪い球ではなかったが、高めにいってしまったのは詰めの甘さで絶対に避けてもらいたい所だった。
スローカーブという特殊な球やからこそ、より慎重にいって欲しかった。
と言う事で松原の盗塁技術、策の徹底、重信の狙いの安直さ、今村の詰めの甘さとまだまだ足りていない部分が露呈した試合。
勝負の9月へ、少しでも向上されていく事を期待する。
以上。
元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。
ご覧下さりありがとうございました。
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