ここぞの勝負強さ 深読み版 中日戦 8/14

ここぞでの勝負強さ光った試合だった。

そこからの追撃、決定打というのは上手くいかなかったが、地に足をつけ戦えているのは確かで良いスタートが切れているなと心穏やかに観戦出来ている。

投打、スタメン、控えの噛み合わせが非常に良い。

序盤でリード、中押し、ダメ押しと主導権を握り続け戦えたのは大きかった。

という事で試合を細かく振り返る。


先発メル。

疲れの影響か、制球面で苦労しらしい投球では無かった。

だがそれでも5回1失点で試合を壊さなかった所に、後半戦2戦目を託され今後も軸と期待する起用に応えられるどいうのを示してくれた様に思う。

この悪いなり踏ん張れた要因は、格段に球威が増してきた事かなと。

ピンチで変化球で交わすのみの投球だった以前から、明らかに直球で押していこうとする配球が増えそれに応えられる投球が出来る様になった事で投球の幅が大きく広がったのが粘投に繋がった様に感じた。

初回の高橋、アリエル、2回の伊藤、3回のビシエドとランナーを置いた場面で、直球を決め球とし勝負し抑えられていたのがその象徴だった。

良い時は全日本相手にも失点を許さないレベルの投手となり、悪い時にも球威で押せたり、制球力で抑えたりと今年の内容を見ると、今後も非常に安定感ある投球をしてくれそうやなと信頼できる。

頼もしいピッチングだった。

展開的には、初回のアリエルから見逃し三振を奪った球のストライク判定が大きかった。

それと触れないといけないのは5回の2点差で1塁が空いていない場面でビシエドを敬遠気味の四球という策。

勝負の一手だったが、自分は大量の失点のリスクの方がビシエドと対するリスクよりも大きいと感じ反対だった。

終盤ならまだしもまだ5回で、一発を打たれても同点で済むのに無茶が過ぎるかなと。

だがこの勝負をメルが制球ミスなく素晴らしい集中力で高橋を抑えた事でだいぶ有利に試合を運べたのは間違いなく大きな局面だった。

この策をバッテリーだけで判断するのは考えにくく、ベンチの判断に思う。

これは試合後の自分の感想やが、今後絶対落とせない試合が出てくる。

その時にこの策を機会があればと考えているのかなと。

その先の見据えての事だったとしたら、結果が悪かったとしても価値があったなと後からだが思った。

中盤で塁が埋まっている展開での敬遠を選択というのはファン目線でよぎった事はあれど、プロ野球で見たのは記憶に無い。

こうゆう固定概念に捉われず、勝ちに徹する野球が出来るのは原監督の強みですな。

連覇するも悔しい思いをしてきた中で、年々チームを強くしている原マジックは頼もしい限りだ。


6回からの継投は、桜井、鍵谷、デラ、畠と1イニングずつ。

桜井以外、連投させずにいける展開を作れたのも明日に活きてくるやろう。


桜井。

昨日の投球ほど内容は良く無かった。

先頭にヒットを許したのは、様子見の変化球を打たれてという事で仕方ないとは見ていたが、2点リードで起用される投手としてはより慎重に投げる事も必要に思う。

堂上の併殺に救われて無失点で切り抜けたのは大きかったが、ここもボール先行で判定にツキもあったのが活きただけで打ち取った球は逆球のボール球と狙い通りでは無かった。

この不安定な投球は今後の心配所。

桜井の奮起に期待するも、非常に出来上がったきた下の古川とどちらが良いのか精査してもらいたい。

本来なら豊樹が任されていた場面やったんかな。

木曜のシート打撃登板の影響で金曜に登録されないとの宮本コーチの話やったが、この日も登録されなかったのは何かあったんかと少し気になっている。


鍵谷。

直球の走りも良く、制球も安定し本来の投球内容に近かったのは大きな収穫。


デラ。

まだ全く安心感は無いが、先頭を四球を出しても図太さは健在で無失点。

ここは強みですな。

本来の姿とは程遠いが、この日ぐらいの点差で投げる投手としてはやはり上質。

勝ちパターン外で起用しながら、上がり目に期待し待ちたい所。


畠。

直球の走りはそれなりに良く、球速としても154キロを計測。

だが意図通りに打者を打ちとっているなという印象は見受けられなかった。

自分の課題点と向き合い、試行錯誤している最中という事やろう。

全体的に力感なく、無心を心掛けている様な投球。

ボール先行や3者続けてフルカウントにしたりとピリッとせず、これまでの投球内容に変わりがない事から苦言されるかなと思っていたら試合後に原監督が高評価のコメントがあり驚いた。

打者との勝負という面ではルーキー時からメンタルが強いと言われてきた畠やが、原政権になってからベンチの評価を非常に気にする様になりそれが投球にも悪影響を受けていると感じていた。

畠の為のチームでないので、ここを乗り越えな仕方ないと見ていたがこの日の原監督のコメントは畠の精神状態を安定させるかもと嬉しく思う。

首脳陣の信頼こそが、畠の落ち着きに繋がってきそうでこのコメントは喜ばしい。

畠も色々と工夫しながら、後半戦は1軍スタートを勝ちとった。

意識の変化は見て取れるので、このまま自身の投球を確立してもらいたい。 


で、今日はなんといっても丸ですな。

先制を許すも昨日同様、初回にチャンスで1人目が結果を残せそれも逆転3ランとクリーンナップとして大仕事をやってのけた。

その一発も捉える前に一瞬間を作る技ありの打撃で、技術の塊の様な丸の打撃が日々見られる様に戻ってきたのは喜ばしい限りだ。

二本目は真ん中直球を打った瞬間の一発。

試合が硬直していた中で次の1点を取れた価値は非常に高かった。

厳しい球を技ありに、甘い球は逃さず一発で仕留めこれぞ丸といった打撃の1日だった。


それに前日活躍した若林がこの日も途中からマルチヒットと続けて結果を残した。

自分のミートポイントで捉えられる状態の良さ。

ここが安定して出来る様になれば、相当な戦力アップとなると期待する。

結果が出ている為か、打席内での雰囲気も非常に良い。


岡本のダメ押しの一発。

芸術点の高い、対空時間の長いアーチストらしい一発だった。

代わり端の投手のファーストストライクを狙い、一発にするのは流石の一言。


最後に尚輝、松原、重信。

尚輝に復帰後初ヒットが早い内に出たのは良かった。

ただ松原、尚輝の2人共ヒットで無くても得点出来る場面で結果を残せなかったのは残念だった。

レギュラー争い中でなく、優先的に起用されている選手なだけに工夫し自分に出来る最大限の打撃を模索してもらいたい。

重信は途中出場ながら代打でチャスメイクとなるヒット、失敗に終わったが追い込まれながら犠飛を狙えるレフトフライとしぶとさを見せていた。

ここは左の代打が手薄な中で大きな収穫に思う。


非常に良い形で連勝する事が出来た。

相手のチーム状態がよろしくなさそうなだけに、ここは取りこぼしなくいきたい所。

戸郷、頼んだど!


以上。


元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。


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