結果は3勝2敗1中止。

連勝が止まり、チームの勢いも落ち着いた1週間だった。

試合内容を見ると、若干歯車の噛みあわせが悪くなってはいたがそれでも勝ち越し。

ここに大きな価値がある。

この踏ん張り、粘り強さはペナントを制するには欠かせない。

連勝の反動でズルズルと負け込む危険性もあった中で、2カード共負け越さなかったのは大きかった。

日曜に14安打するも勝て無かったのは惜しい気もするが、それよりも広島戦での2つの逆転勝ちの方が効果的であり、先週のハイライトやろう。

広島との3戦全てと、日曜の試合は負けゲーム（負け要素が多く負けていてもおかしくない試合）だった。　

そんな中でこの4戦を2勝2敗の5分、唯一の勝ちゲームだった土曜の試合を落とさなかったのは上出来に他ならない。

来週の山場に向け、後退せずに済み良かった。

7試合連続で先発に勝ちがついていたが、この週は責任イニング5回以上投げたのはメルと山口の2人と安定感が無かった。

菅野は再調整で末梢となったが、サンチェスの状態は気になる所。

炭谷もいないという事で、そこをどう軌道修正するかは捕手陣の役割も重大ですな。

まぁ、良かった所に視点を向けるとメルと山口の安定感ある投球は心強い。

両者共シーズンの序盤にはいなかった選手で、巻き返しへ十分に戦力となる事を証明し続けてくれている。

信頼度は厚く、菅野の状態の悪さをカバーしてくれているのは喜ばしい限りだ。

中継ぎ陣は畠が末梢となったが、豊樹が安定感を示し、今村がそれなりにやってくれそうな投球をしてくれた事でどうにかやり繰り出来そうで良かった。

その反面、鍵谷とデラが非常に不安定な投球が続いた。

ここが今週復調してくれるのが、前半戦の残り8試合の鍵を握る事になるやろう。

菅野の先発の枠に入る可能性が高いのが直江。

3イニングを完璧に抑え、手術後の影響を感じさせない投球をしてくれたのがまずは良かった。

球質自体は非常に良かったので、後は制球面の改善が見られる投球を今週してくれるのを期待したい。

攻撃陣では、丸が完全復活した所を示してくれた事と日曜に梶谷がマルチと内容的にも復調傾向な事が大きな収穫。

松原、北村がそこの前後をしっかりと埋めている事もチームの戦い方に安定感を生んでいる。

大城も、日曜の試合で内角を捌けていた事から好調かなと。

懸念点はウィーラーと坂本の状態。

なんやかんやで先週も貢献度はあったが、それでも好調期を思うと得点力低下に繋がったのは間違いない。

ここの2人の復調が、今週の攻撃面での鍵となりそうですな。

という事で勢いは落ち着いた1週間だったが、最低な状態とはならず今週の山場を迎えられる事に。

ここまできたら目標を高め前半戦首位ターン、2ゲームぐらい差をつけて終えられたら理想的ですな。

健闘を祈る！

以上。

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