大味な試合で逆転勝利。

チームの勢い、状態の良さでなんとか勝つ事が出来た。

だが、原監督のインタビュー通り出来るだけこうゆう展開の試合をやりたくないし減らしていってもらいたい。

という事で、細かい好守の良さと反省点を探りながら初回から振り返る。

1回表　サンチェス

菊池、左飛。

初球、真ん中失投も凡打に。

西川、二安。

北村良く追いつくも、ヒットに。

小園、ニゴロ。

高く甘い変化球だったが打ち損じに救われる。

鈴木、左本塁打。

一発目だけは避けたい場面で被弾。

巨人0-2広島

坂倉、中飛。

空気が重くなる2失点。

1回裏　大瀬良

1点でも返し、流れを5分以上にしたい所。

松原、見逃し三振。

ウィーラー、死球。

丸、中飛。

岡本、右本塁打。

いやぁ、4番やな。

表と同じ展開でこちらにも一発。

鈴木の格に並ぶ様になった岡本の存在感。

たまらんわ。

初球の特大ファール、インサイドに厳しく投げられても相手にしなかったのを踏まえた上での読み勝ち。

打席内でも有利になる様に仕掛けられている事が勝負強さに繋がっているのかなと感じた。

巨人2-2広島

坂本、遊ゴロ。

強さを感じる即同点。

2回表　サンチェス

林、四球。

安倍、ニゴロ失。

北村の狙いは完璧やったが、巧い事いかず。

野間、右安。

2Sから打たれたのは痛い。

ウィーラーも球際の強さを見せられず。

大瀬良、二安。

詰まらせたがポテンヒットに。

巨人2-3広島

菊池、三ゴロ併殺。

最高の併殺。

西川、二安。

併殺活かせなかったのは非常に痛い。

巨人2-4広島

小園、中飛。

球際に弱かった。

最悪が続いたが、これで2失点で済んだ事は望みがある。

2回裏 大瀬良

梶谷、空振り三振。

速球に狙いが合わず。

北村、三飛。

高めの甘い直球、打ち損じ。

力みが邪魔した。

大城、三飛。

3回表 サンチェス

鈴木、空振り三振。

坂倉、中安。

林、四球。

ここから、戸根。

これ以上流れを悪く失点も防ぎたい意図での継投なだけに、戸根の役割は重要。

安倍、ニゴロ。

野間、投ゴロ。

流石のマウンド度胸。

フィールディングにも気持ちが入っていた。

戸根の火消し、しかも8番で攻撃を終わらせた価値は非常に高い。

3回裏 大瀬良

若林、中安。

北村に代わって出場の若林がいきなりヒットで出塁出来たのはええ流れ。

必ず活かしたい所。

松原、四球。

この繋ぎは大きい。

ウィーラー、一飛。

併殺という最悪は避けられ良かった。

丸、中安。

丸らしいタイミングの合い方。

岡本の前に得点、犠飛でも同点の場面を作れたのは大きい。

巨人3-4広島

岡本、左安。

どの球にも対応出来る岡本の凄み。

再び同点打と4番の見事な仕事っぷり。

巨人4-4広島

坂本、左安。

5番坂本の大きさ、流石の勝負強さ、技術。

巨人5-4広島

梶谷、一ゴロ。

戸根、中安。

去年の2刀流が最高に活きた。

これも原マジックか。

いや、まずは戸根ナイス。

初ヒット初打点おめでとうはん。

後1本が出た価値は大きい。

欲を言えばランナー止めて欲しかった。

戸根の休息の為にも。

ただ一塁側に逸れたら分からんタイミングやったので、勢いに託したのは駄策とは思わない。

巨人6-4広島

4回表　戸根

大瀬良→中村、四球。

ストレートの四球。

菊池、中飛。

丸の守備範囲の安心感。

西川、中飛。

緩急を使いながら、直球で押せている。

粘り勝ち。

小園、ニゴロ。

逆転直後に無失点で切り抜けたのは大きい。

4回裏　高橋

大城、投ゴロ。

若林、空振り三振。

松原、中安。

簡単に終わらず、嫌らしい打者へとなってきた。

粘って粘って、ヒットと最高の仕事。

ウィーラー、見逃し三振。

淡白に終わらなかった事で流れは維持出来たやろう。

こうゆう所に強さが出てきたなと感じる。

戸根に少しは長い休息を与えられたのが良い。

5回表　戸根→畠→豊樹

鈴木、四球。

坂倉、左二塁打。

林、四球。

球審辛く。

安倍→長野、空振り三振。

ここで鍵谷でいって欲しかったが。

踏ん張り所や戸根。

1B2Sから畠。

高めのボール球は効果的やった。

野間、左安。

逆球を打たれ。

巨人6-5広島

高橋→松山、右中二塁打。

同点を防ぐ為の畠起用でここが踏ん張り所。

2Sから打たれたのは痛い。

巨人6-7広島

ここから豊樹。

菊池、四球。

ストレートの四球。

西川、ニゴロ。

ワイルドピッチとならず、助かった。

フォークのキレ良く。

巨人6-8広島

小園、右飛。

フォークのキレ良く。

欲張った采配が逆転を許した。

戸根の必要以上だった続投。

カウント途中の継投が成功してから、畠をそのまま行かせた詰めの甘さ。

長野のみに任せる采配が必要やったと。

それだけリスクを背負うカウント途中采配。

どちらも痛かった。

5回裏 塹江

丸、ニ直。

好守に阻まれる。

逆転直後にやられたのが痛い。

岡本、四球。

この出塁を活かしたい。

坂本、四球。

これで好守での悪い流れが五分五分になったかと。

梶谷、遊ゴロ。

ここで勝負強く頼む。

ええ所に転がったが、ランナーが詰まっていた不運。

豊樹→中島、右安。

2アウトからタイムリーが出たのは大きい。

代打で貴重な仕事。

巨人7-8広島

大城、遊ゴロ。

5回終了時に1点差。

この散々な内容で1点差ならまだ勝機はある。

こんな試合で勝てれば大きな価値がある。

結果オーライの試合もペナントには重要。

6回表 鍵谷

鈴木、一ゴロ。

坂倉、右飛。

林、空振り三振。

荒れた展開の中、こちらから先に3凡と出来たのが良い。

6回裏 コルニエル

若林、一ゴロ。

ボール球2球手が出たのが痛い。

松原、空振り三振。

ウィーラー、空振り三振。

表裏共に3凡とこの試合が落ち着いたのは、少し有利に動きそうな気が。

次の1点ですな。

7回表 鍵谷→大江

コルニエル、見逃し三振。

ここから大江。

野間、投ゴロ。

松山、遊飛。

大江の抜群の安定感は流れを作ったかと。

7回裏 コルニエル

丸、右飛。

速球をマークしながら、巧く変化球に対応したのやが。

岡本、死球。

当たり所が良くて何より。

坂本、空振り三振。

インハイに抜けた変化球、甘かったんやがタイミング合わず。

梶谷、中安。

ここからバード。

大江→香月→石川、右飛。

初球ボール判定は大きい。

強振出来なかったのが苦しい。

8回表 高梨

菊池、遊ゴロ。

西川、空振り三振。

小園、三ゴロ。

圧巻の内容で3凡。

8回裏 森浦

大城、遊ゴロ。

相手の好守に阻まれる。

若林、遊飛。

松原、死球。

無事そうで良かった。

それに大きな出塁。

ウィーラー、四球。

フルカウントになった球を見極められたのは大きい。

素晴らしい選球眼。

丸、中安。

この回や頼む。

流石丸。

打てる球しか振らないらしさが最高に活きた。

巨人8-8広島

岡本、左本塁打。

凄い4番や。

巨人11-8広島

ここからフランスア。

坂本、左飛。

勝負所で2度目のビッグイニング、見事。

9回表 ビエイラ

鈴木、遊ゴロ。

坂倉、空振り三振。

変化球のキレも抜群。

林、四球。

ストレートの四球。

フランスア→宇草、空振り三振。

速球押し切る。

試合終了。

反省点。

サンチェスの立ち上がりの悪さは意識でどうにかなるものでは無いので、粘り強く大量失点だけ防げればという所。

北村の守備は痛かったが、悪い連鎖反応で重なってしまっただけで技術的に酷かったというものでは無いと見ている。

切り替えて明日からやってくれというだけで十分かなと。

大瀬良の当たりを取れるぐらいセカンド守備に慣れは欲しいが。

ウィーラーの足離れは、二度とおきてはならないプレー。

次のプレーの動きの中で確実性も意識してもらいたい。

初回よりかは徐々に良くなってきたサンチェスだっただけに、3回の林の四球は余計だった。

5回表は完全な継投ミス。

まだそないに信用のない戸根が火消し、1度の回跨ぎに成功した時点で十分と回頭から継投して欲しかった。

鈴木からやったが、仮に一発を打たれてもまだ勝っている展開やっただけに、その後に左が続くので頭から大江が良かったかなと。

豊樹の踏ん張りは大きかった。

コルニエルの高めの直球にほとんどの打者が空を切っていたが、タイプ的に若林までもというのは工夫が足りない。

一発が出れば同点の場面で主軸が狙いにいくのは良いが、若林には出塁が求められていた。

確率的に打っての出塁やなく、四球での出塁を追い込まれるまでは狙って欲しかった。

この嫌らしさを若林に求めたい。

石川の思いっきりの悪さ。

ファーストストライクを振りにいくまでは期待通りやが、強振出来なければ持ち味も糞も無い。

持ち味無くして1軍に居場所を作れない。

非常に残念だった。

　

良かった点。

得点直後に失点したのはエラー絡みの2回だけだったのが、僅かに流れを巨人に残し続けられた要素。

3回裏のウィーラーの凡退の後に出た丸のタイムリーは流れ的に大きかった。

同点止まりやなく坂本で勝ち越せ、梶谷凡打の後に戸根にもう1本出た事も。

4回裏の松原の出塁。

投手が変わり淡白に2アウトを取られた後に、粘りに粘ってヒットが出たのは結局その直後逆転されてしまったが流れの維持には重要で良かった。

逆転を許した直後に菊池の好守と流れが悪い中、貫禄の岡本、坂本の連続四球でチャンスを作り、代打の中島がタイムリーを放ち1点差に詰め寄れた事。

細かい部分ではこのタイムリーが1番勝利に繋がった価値ある一打と見ている。

色々あったが、勝てた事で明日への切り替えが非常にやりやすい。

今日に関しては、北村を下げ若林を起用したのは大当たりだった。

結果が仮に悪くても、すべき采配だったと思う。

だが、まだ見切るには早すぎる。

明日の北村スタメンを希望する。

以上。

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