今季3つ目の大型連戦も6勝4敗と勝ち越す事が出来た。

チーム状態は結構悪かった様に思う。

記録に残るエラーが8個あり総失策数の約1/4をこの10戦で犯し、パスボール2つもこの連戦中のみ、中継ミスや交錯等もあり売りの守備力で綻びが出た。

それに坂本がスタメンから外れたりと戦力ダウンもあった。

去年のチーム力なら負け越していたやろう。

それでも勝ち越すあたり、ミスが多いのは良い事では無いが地力が高いチームになったなと嬉しく思う。

勝ち方のバリエーションが豊富になったからこその勝ち越しだった。

坂本、岡本、尚輝と心配もあるが重症では無く1軍に帯同したままでいられる程度で済んでいるのが何よりも良かった。

広島戦、2勝1敗で勝ち越し。

初戦、あまり調子が良くなさそうな菅野だったが粘投を見せ勝利。

岡本のミスを菅野がカバーし、若林のミスをウィーラーがカバーしたりと大傷となりそうな所で踏み止まれたのが、連戦全体を見ても大きかった。

これで菅野で負けていたら、順位に影響は無くとも悪い流れを止めるには苦労したかもしれない。

打撃ではウィーラー、若林が印象深かった。

阪神戦、2勝2敗で五分五分。

西、高橋に抑え込まれ2敗と好投手相手への戦い方に課題が残った。

相手エースに谷間の投手、準エース的相手に谷間の投手と分は悪いが要所を抑えられず失点したのが苦しかった。

大山に今村と桜井が一発を打たれたが、警戒すべき打者、場面で打たれるという事が谷間扱いしかされぬ要因。

特に今村は可能性のある投手なだけに、同じ過ちを繰り返さない事を次のチャンスで期待する。

戸郷も3連続四球で降板と力を発揮出来なかった。

前回の甲子園での反省を活かし不用意に投げない事を意識したのが四球に繋がった様に思うがこれが若さ故の経験不足。

個人的には同じ過ちを繰り返さないだけでも上2人よりか好感は持てるが、警戒しつつも後少しの制球力が増してくる事を期待する。

畠は投げている球は素晴らしく素質の高さは見せていたが、粘られ過ぎて6回途中にヘバッてしまった。

怪我明けもありスタミナ面は100球前後が限界な現状だが、それならそれで簡単に打たせて取る投球を覚えてもらいたい。

先発4人共中継ぎにおんぶに抱っこだったが、大江の火消しを筆頭に主要メンバーが流石の安定感を発揮していた。

打撃では効果的に得点出来たのが良かったが、それも1.2番の働きあってこそ。

存在感のある1.2番になってきたのが目立つ阪神戦だった。

Dena戦、2勝1敗で勝ち越し。

菅野、サンチェスが7回を投げ切った事でなんとか接戦を落とさず取る事が出来た。

3戦全てで初回に点が入った事で田口は逆転を許してしまったが試合を有利に運べた。

丸が3戦連発と岡本の後ろの打者としてこれ以上ない働きだった。

勝ち越し弾2本も含め3発とも勝負所での一発というのも価値が高い。

デラは四球癖が復帰後あり不安定に思うが、それでも抑えているのは頼もしい。

直球に少しずつ球威が戻ってきている印象で本調子に近づいてきている様にも見える。

デラから見て左側の制球がシーズン中に良くなるのを気長に待ちたい。

という事でグダグダ感ある10戦だったが、もう終わった話。

土曜から今季最後の大型連戦が始まる。

切り替えて、巨人らしい地に足のついた試合をしてくれる事に期待し締めるとしよう。

以上。

元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。

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