選手起用において、勝ちに拘れない試合だった。

そらそうだ。

今後のペナントを見据えると勝負所はこの試合では無いのやから。

それならそれで、限られた戦い方で勝つしかない。

それが出来そうな展開で、この敗戦は虚しかった。

先発田口。

精彩を欠く投球が続いていた中、粘ってなんやかんや5回まで無失点でいけたのは良かった。

ただ6回2死球が絡んで3失点、同点に追いつかれる。

力尽きたかの様な点の取られ方だった。

それでも同点止まりでこの回を投げ終え、結果6回3失点だった事を称賛すべきなのか。

現状の田口はそのレベルまで落ちたというのが現実やろう。

限られた戦い方で田口に託すしかない試合だったが、無理があった。

四死球7、全く本来の姿では無い。

過去の実績からくる期待感は一旦無くし、一ローテ候補の若手ぐらいの見方で自分はいよう。

相対的に下に落とす結果では無い。

今後も粘りの投球に期待する。

鍵谷。

疲れが見えたが、その影響が四球に出たのは良ろしく無かった。

人柄の良さが分かる温厚そうなタイプにズムサタとか見ていて思うが、試合では劣勢な時こそ割り切りや気迫で押し切る様なメンタルも持ち合わせてくれればなと思う。

回途中から火消しする事も多いから、それが出来無いタイプとも思ってないのだが。

まぁ、連投に強くないという事だろう。

これまでのトータル的にあまり責めたくは無いかな。

又次頼む。

大江がカウント途中で登板だったが、そのイレギュラーさにも対応し奪三振。

見事だった。

桜井は球威、気迫で押し切る流れを呼び込むにはこれ以上ない投球だった。

そんな信頼は無かったやろうし、結果も分からないが結果論として7回から桜井でいける所まで頼むみたいな起用をしていたら面白かったんやないかと思わすピッチングやった。

攻撃としては、田口のバントミスから坂本併殺は勿体なかったがそんな大きな事ではない。

しっかりと効果的に得点は重ねていた。

悔やまれるのは、満塁で代打岸田が初球のど真ん中を見逃してしまった事。

四球の後の初球、代打は初球のストライクをというセオリー通りの打撃が出来なかった。

経験値の少なさやなと、今後に活かしてくれればそれで良いが代償としてはまぁまぁ大きかった。

代打に岸田を選んだのは、最善策ではなくこの展開でどんな打撃をするか今後の為に試したという事だろう。

この日はそういう位置づけの試合と首脳陣の割り切りが見えた。

それも又重要な事。

中日に今月中に3タテ返しとはいかなかったが、勝ち越しはまだ残っている。

まずはロドリゲスにリベンジを。

以上。

元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。

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