上向き 深読み版 横浜戦 9/9

やっとチームが上向いた。

ビエイラの無失点が途絶えた京セラの引き分けから始まり、甲子園で3点差逆転負け、逆転サヨナラ負け、6点差追いつかれ引き分け、菅野で逆転負け、昨日の惨敗、今日の中盤までの不運の連続とえらい勢いで沼に吸い込まれていった。

やがこの試合はこれまでとは少し違った。

ピンチでの踏ん張り、非レギュラー選手のスタメン抜擢が的中し活躍と雰囲気を感じる試合だった。

重かった空気から風通しが良くなったというか。

それが試合の最後の最後まで続いた事に、最低最悪な底は脱したなと明日以降に希望が持てる。

その辺と悪かった所も含め深読みしていきたい。


1回表の尚輝の併殺。

岡本に回すのが最善なのは分かっていた筈。

その上で犠打のサインが出なかったのやから、せめて引っ張れる球を待つ勝負に出て欲しかった。

無策な併殺に感じもったいなかった。


初回のオースティンの被弾。

無鉄砲で怖い物知らずでいくべき時期はもう終わり、立場が出来た以上不用意さは無くしていかんとチームとしては苦しい。

素質が高いのはもう分かっとるから、次は勝てる投手やなという賢さの様なものも纏える様になってもらいたい。


2回のウィーラーの併殺。

打席での余裕が無くなっている時期に思う。

不調なので仕方ない。

だからこそ併殺の危険性がある場面では追い込まれようと真ん中付近のみを狙う様な工夫をウィーラーに限らないがしてもらいたい。


3回の戸郷の3者連続三振。

セットでバットコントロールのある打者、長距離砲に対し3三振は見事だった。

これがこれまでの悪い流れの潮目を変え始めたのは間違いないやろう。

フォークを拠り所に出来てほんまに良かった。

ピンチでフォークが制球ミスなしだったのは今後の収穫でもある。


4回の反撃。

3者連続三振からの流れで岡本が凡打やったのは残念だが、ここでエラーが出たのはやっとツキも味方にし始めたと期待が持てた。

そこで皆が高めに目付けをしたのが、チャンスを作れた要因。

そこから廣岡が三振だけは避けたい場面で初球から狙いにいけ、岸田が追い込まれながらも捕手らしく配球読みし見極めタイムリー。

工夫が実った攻撃はこれまでとは違うぞとチームの雰囲気をガラッと変える事に繋がった。


4回の得点直後に3凡とした戸郷の投球もチームを締まらせた。


6回のシャッケルフォードからチャンスを作り降板させたのも、同じ投手にやられないチームのしぶとさが出ていた。

結局無得点だったが、大城の当たりといい歯車が噛み合いだしてきたなと好印象。

追い込まれてからの岸田の捕手らしい、変化球を読んでの四球が非常に効いた。


7回の中川への岸田の声掛け。

チームの雰囲気を壊さない為、中川にも相当なプレッシャーがあった筈。

ここでカウント途中から岸田がマウンドに駆け寄り声掛け。

そこで孤立していた所から、中川に覚悟が生まれ切り抜けられた様に思う。

このチーム単位で戦う姿勢を見せた岸田の空気読み、察し方の功績は大きかった。


8回の立岡のリクエスト無し。

1番は村田ランナーコーチのアピール弱さ、立岡の諦めの早さ、これはチームの士気を大きく下げた。

だからベンチもリクエストを出来なかったのやと思うが、無理矢理でもねじ込む事は可能やった。

経験ある選手、コーチ、ベンチがお手上げだったのは解せない。

この辺の貪欲さを取り戻して欲しいし、これがないと先はないやろう。


8回のデラからの継投無し。

デラに託せる信頼は今は無い筈。

そこでピンチを招き継投が無かったのはベンチの仕事放棄にしか思えなかった。

仮にも左腕3投手が残っており、9回には高梨を起用すると信用しているのやったら、あの場面では継投するのが定石でそれ以外選択肢は無いやろう。

リスク管理の下手さが露呈した場面だった。

負けた時に明日以降への負担を踏まえたのやとしたら、戦況を見極める能力に非常に不安を感じる。


9回表。

同点に追いついたのは、坂本の凡退後のベンチでの表情も含め意地と執念の結晶以外の何ものでもない。

その中で結果を残した5選手は見事だった。

けどまぁ丸ですな。

2球見逃しで追い込まれた所に絶望感もあった。

たが捕邪飛とならず、命拾い。

丸に流れがきた事はこれまでとの大きな違い。

そこを活かしたのは、丸の根性、意地が見られ少し潮目は変わったかなと。

ここで乗っていける事に期待するしかない。


9回裏の高梨、松原のこの試合にかける強き想い。

そんな痒い事言いたないのやが、それを感じられたのはこれまでの試合に欠けていた部分で非常に重要だった。

先頭に長打も浴びるも、結果にはさほど影響は無かったが松原の全力疾走での追い方は高梨にもチームにも刺さるものはあっやろう。

その後の高梨も、制球ミスなく見事な集中力。

この場面で萎縮しない高梨は最後を代理として任せやすいと頼もしく思う。

バッテリーも冷静で、バスター警戒でボール球要求したり、倉本へ外角スライダーを最後まで信じきれたのが良かった。

気持ちが高ぶる野手陣と冷静なバッテリー、この噛み合いがサヨナラを封じた。


畠は危険度しかない投球やったが、抑えた。

畠は期待してる選手なのやが、ジンクスとしてシーズンクラッシャーの様な印象がある。

CS争い脱落日の負け投手や日本シリーズ敗退の最終日登板など。

まだ分からないが、まずはここで希望を潰さなかったのは潮目が変わるかなと期待する。


興奮する試合やったが、事実としては連敗を止められていない。

本拠地から仕切り直しで、巨人本来の野球となる事を願う。

残り試合ではここまで落ちる事は無い様にしまっていってくれ!


以上。


元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。


ご覧下さりありがとうございました。


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