後半戦開幕、内容抜群で快勝 深読み版 中日戦 8/13

タイトル通り、内容抜群で快勝といった試合だった。

この形で勝てた事は並の1勝でない価値があり、逆転優勝へ最高のスタートを切ったと言えるやろう。

投打共に主力、控えが結果を残し、チーム力の高さを見せてくれた。

満遍なく結果が出た事も明日以降に活きてきそうだ。

少々ミスもあったが、それも100%スタートやなく課題点があり引き締める効果もあるやろうと勝てた事でプラスに捉えている。


という事で、この試合を深読みしていきたいがまずは先発山口。

試合前に立ち上がりを心配していたが、本人も意識してか飛ばし気味に投げていた。

これにより、直球の走りが抜群で初回3者連続三振スタートと先制に繋がるチームの指揮を高める投球だった。

まずはここがポイントのひとつ。

後半戦の戦いの軸と期待されての後半戦開幕起用に最高の形で応えたのは、今後も頼もしい限り。

ピンチで粘投もあり、流石の安定感だった。

好投の要因の一つに、試合1球目の高めボール球を振らせストライクから入れたのが緊張感ある中で早めに落ち着き自分の投球に集中出来たのかなと見ていた。


中継ぎ陣の盤石さ。

山口が7回に球威、制球が悪化し逆転を許し、その後もピンチを招いたがここを1点差で踏ん張れたのも勝因の一つ。

その火消しを担ったのが大江。

柳の続投を諦め代打福留で勝負を仕掛けてきた中で、安定した制球力で打ち取れた所に完全に勝ちパターンの1人になったなと信頼度が高まった。

大江で打たれたら仕方ないと思える投手に立場が大幅に向上している。


高梨も回頭からの起用だったが力量通りの投球。

前半戦終盤の不安定さからは完全に脱却出来ていそうだ。

シーズン前に目がいっていた直球の球威も久しぶりに見られ、変化球のキレも良く信用できる投球内容。

中断期間に良い形で疲れが取れたのやろう。

身体にキレを感じる投球が戻ってきて何より。


ランナーを出しビシエドの所で桜井に継投。

これには驚いたし、反対だった。

ここを任せられる最有力候補は現状豊樹に思うが、この日は登録されておらず消去法で鍵谷、畠のどちらかかなと見ていた。

それよりか高梨をそのままが1番抑える確率が高いのかなと思っていた。

だが、軽視してすまんと思わせられた桜井の投球。

以前よりかは下からやが横投げ度が緩んだフォームに。

これが直球の球威に繋がり、原監督のコメントにもあったが自信を持って攻め込んでいた様に自分にも映った。

ビシエドと五分で勝負出来る精度の球質で打ち取り、素晴らしい投球だった。


ビエイラはまぁ圧巻の投球。

日本最速のオマケ付きで、最高のクローザーとしての仕事で後半戦白星スタートに。

だが賞すべきは、スライダーの精度。

アリエルに粘られフルカウントながら、変化球を制球し決め球に出来るビエイラは、もはや敵無しレベルの投手やろう。

それが目的では無いが、このまま無失点が最後まで続いてもおかしくないだけの投手に化けている。

頼もしい限りだ。


小林のリード。

後半戦のキーマンと見ている小林やが、力通りのナイスリードだったと思う。

山口の直球の走り、フォークの精度を活かして高めの直球を巧く使えていたのは小林ならではかなと。

意表を突き、決め球にスライダーを使っていたのも効果的だった。

ただビシエドの逆転弾は明らかに変化球を狙われての一発と、小林に重く責任があるやろう。

強気に変化球を連投させたのやろうと感じていたが、最終的には粘られ続け計算が狂い直球を要求し辛くなったのは小林の負けに思う。

絶対に一発だけは避けないといけない場面で、ハイリスクな配球やったなと。

もちろんリード論は結果論になってはしまうが、勝負勘を高めてもらいたい。


攻撃陣。

まずは苦戦している柳に先制出来たのは大きかった。

もちろん、1.2.3番の連打なので3人とも同等に貢献度が高い。

中断期間苦しんだ松原、前半戦苦しみがあった坂本、丸がいきなり結果を残した事はチームに安心感を与えたやろう。

その中で坂本は試合通じて猛打賞、全出塁。

五輪で状態は本来のものに戻ったと見ていたが、本戦でもそれを示してくれ何よりだ。

初回はそれ以降続かなかったが、柳の投球精度が高かったと脱帽するしかないと自分は悔いて無かった。


岡本の4番の仕事。

異論はあるのは承知の上で、今日の1番の勝利の貢献者は4番岡本と思っている。

試合の勝敗を背負う真の4番と見ているからこそ、あの場面で勝ち越し打を放った岡本を自分は称賛したい。

負けていれば、初回のチャンスで決められなかった責任は岡本にありというのが自分の野球観。

それだけの存在になっていると見て問題ないやろう。

ここまでエラーもあり、チャンスで決められず、又吉の甘い球を何度も打ち損じていたが、最後に結果を残した岡本は最高の4番。

エースと4番だけは結果のみで見ていきたく、その器である4番が贔屓チームにいるのは喜ばしい限りだ。

よくぞ、あの場面で打ってくれた。

今後も頼む!


最後に劣勢で流れを呼び込んだ、若林と尚輝の活躍。

逆転された直後の7回、先頭の代打大城がヒットで流れを作るも自らの凡走で芽を摘むという最悪の展開。

その悪い流れに屈せず高梨、桜井で無失点で繋ぎ生まれた逆転劇だったが、流れに火をつけたのは尚輝と若林

士気が大幅に下がる大城の走塁死で攻撃が終わったが、その後の守りで先頭の京田のセンターに抜けそうな当たりを尚輝が大好守。

取ってからも早く、送球も強い。

これぞ尚輝の真骨頂という大ファインプレー。

ウィーラーも素晴らしい掬い上げ。

流れを作る最高の守備だった。 

これでチームに活気が戻ったと言えるやろう。


それでも負けている現状には変わりが無い中で飛び込んだ、若林の同点弾。

チームの士気を再び高め、お釣りがくるぐらい最高潮に盛り返す素晴らしい勝負強さだった。

打った瞬間、完璧な当たりで大スラッガーの様な一発には歓喜した。

初球から狙っていけたのも、好結果に繋がった所やろう。

中断期間中に状態が上がり、ここに合わせて仕上げてきたのは今後に期待が持てる。

今年の成長度はとてつもなく開幕スタメンも力で勝ち取ったが、陽性離脱からは中々思い通りの結果を残せなかった若林。

ここでオープン戦を思い出す打撃をしたのは、この日の北村ファーストスタメンの様にレギュラー級の立場も十分狙っていける可能性はあるやろうと感じる。

開幕に戻ってみたいで非常に楽しみですな。


唯一ツキも味方したなという所は、7回にヒットを重ねられ柳を下げてもらえた事。

これも勝因の一つなのは確か。


という事で点差以上にポイントが多々あった試合やが、チーム力の高さで勝利する事が出来た。

勝負所は9月以降に変わりはないが、この勝利で勢いずき一気に駆け上がっていくのも悪くないやろう。

まずは明日、このカードの勝ち越しを決めてくれ!


以上。


元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。


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