【過去の遺産】2021 ペナント振り返り ヤクルト編

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仕事:野球.巨人ファンの集い処.語り処.京都でやってます。

店名

野球燻し処.巨人語らせて

住所

京都府京都市下京区梅小路東中町65-1-2

最寄り駅

JR京都線.京都駅から一駅の西大路駅。

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値段帯:3000-5000円


結果11勝11敗3分 CS 0勝3敗

4月2日(金) 東京ドーム
巨人0-2ヤクルト
4月3日(土) 東京ドーム
巨人2-2ヤクルト
4月4日(日) 東京ドーム
巨人2-1ヤクルト
(敗)坂本
4月27日(火) 神宮
ヤクルト11-14巨人
4月28日(水) 神宮
ヤクルト3-7巨人
5月7日(金) 東京ドーム
巨人4-6ヤクルト
5月9日(日) 東京ドーム
巨人7-5ヤクルト
6月25日(金) 神宮
ヤクルト1-7巨人
6月26日(土) 神宮
ヤクルト3-10巨人
6月27日(日) 神宮
ヤクルト2-5巨人
7月13日(火) 東京ドーム
巨人6-14ヤクルト
7月14日(水) 東京ドーム
巨人7-11ヤクルト
8月17日(火) 松山
ヤクルト13-3巨人
8月18日(水) 松山
ヤクルト2-3巨人
8月31日(火) 岐阜
巨人10-8ヤクルト
9月1日(水) 京セラD大阪
巨人2-0ヤクルト
9月2日(木) 京セラD大阪
巨人2-2ヤクルト
9月17日(金) 東京ドーム
巨人2-8ヤクルト
9月18日(土) 東京ドーム
巨人6-6ヤクルト
10月5日(火) 神宮
ヤクルト3-2巨人
10月6日(水) 神宮
ヤクルト3-0巨人
10月7日(木) 神宮
ヤクルト1-0巨人
10月15日(金) 神宮
ヤクルト8-7巨人
10月23日(土) 東京ドーム
巨人11-1ヤクルト
10月24日(日) 神宮
ヤクルト6-4巨人

CS
11月10日(水) CS 神宮
ヤクルト4-0巨人
11月11日(木) CS 神宮
ヤクルト5-0巨人
11月12日(金) CS 神宮
ヤクルト2-2巨人




いやー波乱のペナントレースを象徴する様な対戦成績。
5分ではあったが、前半と後半でこんなにもチーム力はひっくり返るもんかと例を見ない後半の負けっぷりだった。
正直、最後の最後まで過小評価してしまっていたのがヤクルト。
おそらく、巨人球団もその様に思っていたのやないやろか。
それが足元を完全に掬われた要因に思う。
奥川がこんなにも早く台頭してくるとも思わなかったし、これだけの投手になるとすら自分は見てなかった。
まだまだ伸び代もあるし厄介極まりない。
高橋はええピッチャーやと数年前から思っていたのでついにきたかという感じやったが、勝負所でこんなにも強いとは予想外だった。
原も要マークやった時代からノーマークになった途端に復活。
小川も打てているが、しぶとく生き残っている。
そして何より、中継ぎ陣。
絶望感は無いが、崩せないくらいには強い。
これが最大の誤算。
特にマクガフのしぶとさには苦しめられた。
いつでもどうにかなる投手という個人的な位置づけだったが、いつでも最後は逃げ切られた。
金久保は誰やねんゆうぐらいノーマークやった。
前半戦が終わる頃3位にヤクルトはいて、巨人ファンの中にも阪神だけやないと警戒する声もあった。
だが自分は120%投手力の弱さが災いし、落ちてくると全く警戒対象では無かった。
見る目が無いなぁとも思うが、長らく本気でプロ野球を見てきたと自負している。
こんな事もあると勉強にはなったが、どれだけ感覚が養われても自分にはこれだけヤクルトが投手力を維持し上げてくるとは予測出来ないやろう。
それだけミラクルじみていた。
たまたまやという意味では無い。
これが高津マジックやなと。
このやり繰り、操舵術は名将以外の何者でもない。
去年までセリーグでは監督力において原監督の1強やと思っていたが、パワーバランスが崩れたのは間違いない。
高津監督の存在は脅威中の脅威だ。
正味な話、選手層はトップやないと今でも思う。
それでも勝ち切れる強さ。
若手主体でこれからもっと、チーム力は高まってくると予測される。
なんとなく原監督の力量を、他球団のファンは強みやなと羨ましがっている様に感じていた。
それが高津監督に入れ替わってとおかしくない程、凄い今シーズンの戦いっぷりだった。




勿論、巨人は完敗やった訳やがヤクルトを乗らせてしまい優勝まで突っ走られた要因も巨人にあると思う。
首位攻防が始まった岐阜からの戦いは2勝1分と好スタート。
これでヤクルトを三つ巴から80%ぐらい脱落させたかに思えたが、2週後の2連戦で1敗1分と勝てなかった。
岡本の初回のチャンスに2試合続けての併殺打。
ここを見ても今年の岡本はチームを優勝に導く4番の仕事は果たせなかったと言えますな。
これでヤクルトを乗らしてしまい9連勝を許した。
この時のヤクルトはまだまだ不安定。
この時に叩きのめせなかったのが痛かった。
ここから巨人はヤクルトに勝てず、亀井の引退試合の1勝のみ。
ヤクルトは強かったが、阪神からしたら何さらしとんねんと思った事やろう。
巨人ファンとしても、同感。
やが巨人はこの頃にはすでに力尽きており、なす術がなかった。

開幕前にブレイクされると厄介やなという選手に、西浦、中山、西田、廣岡、奥川、高橋を挙げていた。
詳細はこちら。
(再)セリーグ他球団、ブレイクされると厄介な若手 ヤクルト編

いやいや、3/6ブレイクしとるやないか。
想定していた嫌な予感がまさかの的中となってしまった。

中山、西田はブレイクならず。

中山はかねてから腕力だけの打撃で下半身との連動性の無さを指摘されており、それが伸び悩んだ要因か。
やが、昨季見せた未完成にもかかわらずパワフルな打撃というのは完成された時の脅威を現している事に変わりはない。

西田は近年より大きく出場数を減らす事となってしまった。
中村が現状を維持する限り、厳しい立場に。
特に今年の中村の活躍は大きく差をつける事に。
中村より西田の打力が脅威という自分は見立てやったが、当然逆転した。
特にヤクルト打線との相性も抜群な中村の存在は厄介だった。

廣岡は巨人にそして西浦の存在感。
選手層が厚いのも魅力やが、廣岡を欠いた事で起用に迷いが減り西浦の役割の明白さに繋がった様にも思う。
去年の序盤に西浦が好調だったのは記憶しているが、今年の西浦が昨年より成績が落ちているのは意外だった。
個人的な印象としては過去最大に存在感があったと思うのやが、CSの印象が強いだけなんか?
少なくとも自分は、西浦が打席に立つ時には下位打線としての脅威が十分にあった。

奥川、高橋。
CSでもそうだったが、2枚看板、左右のエースと化しとる。
いきなりのここまでの大出世は堪らんわ。
脱帽級の投球。
菅野と大野と対戦していた様な印象だった。
細かく語る必要の無い内容は周知の事なので、この辺で。




ベストゲームは、文句なしに岡本の2打席連発となるサヨナラ3ランの母の日の試合。
まさに4番の仕事そのものだった。
岡本の2試合続けての併殺を酷評したが、岡本らしい活躍をするのもヤクルト戦が目立ってますな。
最後は岡本おらずのCSで敗れるなど、村上とのライバル関係といい岡本無しでは語れないのがヤクルト戦。
来季は、岡本のバットで前年首位のヤクルトを叩きのめしてもらいたい。




投手運用が対象的だったヤクルトと巨人。
143試合を上手く使ったヤクルトと、勝負所を見誤った巨人が運命を分けてしまった。
高津采配が全てではない。
だがええ教訓となったのは確か。
今年のV逸が血となり肉となり、強き巨人が復活する事を期待する。

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