【過去の遺産】2022 原監督の去就


宣伝

音声: https://stand.fm/channels/5ff422a81f63b1cf686d2b01

仕事:野球.巨人ファンの集い処.語り処.京都でやってます。

店名

野球燻し処.巨人語らせて

住所

京都府京都市下京区梅小路東中町65-1-2

最寄り駅

JR京都線.京都駅から一駅の西大路駅。

ご予約方法

電話:070-2392-5795

メール:kansaigtarako.blog@gmail.com

TwitterのDM

個人:https://twitter.com/G37878435店:https://twitter.com/Kyotogbkatariba

InstagramのDM

店:https://www.instagram.com/guanxigtarako?igsh=MTVoN3Q3aDliMmZpaQ%3D%3D&utm_source=qr

値段帯:3000-5000円


今季Aクラス入りすら果てせなかった。
常勝チームであれと課せられている巨人としては、責任問題で監督が解任或いは辞任となるかなと推測していたが、本人の辞意を球団が引き止め続任という形に決まった。
やが決まった事ではあるがそんな責任問題とやらを抜きにして、原監督が来季も担う事の善悪をこの記事では考察していきたい。

第二期原政権が終わり高橋政権に。
この時点では原采配に不満があったのもあるが、それ以上についに監督人事も世代交代かと楽しみにしていた。
やが蓋を開けてみれば、地蔵の如く全くベンチが動かぬ野球で惨敗が続き高橋政権には限界を感じていた。
V逸4年連続の球団ワーストタイとなり、球団としてもこれ以上はという事で実績ある原監督が再び戻る事に。
応急処置的に第三期原政権が始まったが、実績と高橋政権の躓きにより当時はこの復帰に期待感が高まった。
監督だけでなく元木.宮本コーチを中に入れた事により、暗すぎる雰囲気も払拭出来て活気を取り戻した。
結果としても連覇、ここは手腕が光ったと素直に評すべきに思う。
この時点で第三期の役目は大まかには果たしたかなと。
後任の監督.首脳陣を育てるという役目を兼ねているそうやが、こればっかりは蓋を開けん事には成果は不明。
その後3連覇に向けて戦ったが優勝を逃し、2年続け借金フィニッシュ。
ここまでが第三期のザックリとした経過。

19年から昨年までの3年契約。
原監督自身の考えとして巨人という球団では、常勝.結果を何より求められ複数年契約など監督にはあって無いものに等しいとコメントしている。
やが単年契約としないのは、3年単位でチームを作ろうという意図もあるからこそ。
優勝が最優先というのを前提としながら、チーム全体を作っていこうとする表れだった。
19年.優勝→CS優勝→日本シリーズ全敗。
20年.優勝→CS無し→日本シリーズ全敗。
21年.V逸→CS敗退。
V逸球団ワースト記録の汚名を塗り替えず連覇、チーム作りとしても代走のスペシャリスト増田大.セットアッパー中川を生み、大城をベスト9レベルにし、丸.デラ.鍵谷.高梨.ウィーラーの補強(特に丸は原監督やからこそ加入させられた要素も大きい)、戸郷.高橋.豊樹.大江.桜井.松原を台頭させ、大竹.山口を復活させた。
桑田コーチの入閣も。
高橋政権からよくぞここまでチームを立て直したと流石の手腕に思う。
上記を見ても日本シリーズの大惨敗.21年のV逸は力及ばずではあったが、優勝.チーム作りという役目を果たした功績は計り知れない。
ここまでは総合的に貢献度は高かったと個人的には思う。
そして19年から始まった3年契約が満ちたが再び今年から3年契約。これが話をややこしくさせた。
19年から作ったチームは育成よりも補強に頼った中身であり短命。
主力の高齢化も相まって脆いチームとなっていた。
大戦力を活かし力通りに勝てるのが原監督の強みであり特徴。
逆に若手を我慢強く育て勝つという野球とはかけ離れている。
それは至難の技ではあるが、その手腕に対しては決して長けている監督では無いのはこれまでの経過からも明らかだ。
球団として育成に舵を切り初めようという動きがFAに参戦しない事からも感じられた。
そんな中で原監督を続投させたのは悪手やったかなと。
色々な所で原監督の考えなどを聞いたりすると、試行錯誤しながら球団の考えに沿った野球を目指していた様に受け取れるが結果としては失敗したと言わざるをえない。
戦いっぷり.我慢弱さ.若手主体で戦う経験の浅さ、これらを見ても、今の巨人が向かっている動きには適していないのが原監督に思う。
ここまでをまとめると、第三期政権を任せたのは大成功、今年からの契約は失敗というのが自分の見立て。

そして本題の来季も原監督が担う事についての私見を。
シーズン中は何度も原采配には泣かされ、もうええどと監督交代を望んでいた。
やがそれも言い続けていると、感情論が抜けてきて冷静に考えられる様に。
今の巨人を立て直し、根本から強くさせる。
それは今の原監督では不可能と見ている。
現役選手(若手から中堅)は、現代の新しい思想.感情.体力.技術を当然持ち合わせており、それに見合った価値観の野球、シーズンの戦い方こそが勝率に繋がっているなとペナントを見ていても感じる。
そのこれからの選手を活かす腕を持ち合わせていないのが原監督かなと。
佐々木や村上などを原監督の下で使っていたら、こんなに早く大成していたかなと疑問。
もっと本音を述べるならあり得ない。
我慢すべき時期に我慢ならんのが原監督の最大の弱点であり、そら若手を一人前にする確率が大幅に下がる。
これでは根本からチームは強くならんなと、多くのファンと同様に立て直しは不可能と感じている。
使い方が原監督の意図と違いコーチの考えかもしれんと思いもしたが、最終決定権は原監督にあり、その考えを浸透させているのは監督自身なのやから監督の力量という見方でいいかなと。
さぁこっから結論に近づけていきたいが、誰しもが原監督の至らなさに気づいた今季。
悪手の連続で弱点を露呈し続けてきたが、ここで代わってくれというのはもっと出来の良い監督が来る前提の話であり、そんな事は未知数で計算が立たない。
そのリスクは考慮する必要がある。
今季の良かった点としては、投手陣の新陳代謝が始まった事。
原監督の目で力量を計り使われてきた。
それが新しい監督になれば実績としては大勢.戸郷以外は無いに等しく、育成したい選手が変わりかねない。
そうなれば有力な若手選手がまた中途半端な扱いになってしまうかもしれない。
これが最大のリスク。
それだけは避けないと今年の苦労が水の泡。
経験の浅い監督なら尚更、困って行き詰まってくれば実績組に安易に頼ってしまう可能性がある。
今年初勝利を挙げた投手に加え陸.中山.菊地などには、新監督よりかはそれなりに思い入れを持って使ってくれそうかなと自分は推測する。
今年から新監督というのがベストだったと思うが、1年遅れてしまった以上、3年計画で作っているチームやと思い込み色々な事に目を瞑って原監督に来季も託し、その間に今年種蒔きした若手達が一人前の戦力となる事を願うのが現状ではリスク回避という意味も込みで最善かなと、原監督の続任は賛成という結論にしておきたい。
優勝は見込めない上で、ではあるが。

残り2年の契約の間に原監督に求めたい事としては、現30超えのレギュラーを控えにさせる動き。
坂本.丸.中田はこの先、高い確率で大きく劣化していくと見ている。
その大実績組にメスを入れられるのは、動きたがりの原監督しかいないかなと。
せっかくこんだけ失態続きでも続任となったのやから、原監督にしか出来ない大鉈を振るった改革を期待する。

悪い事ばっかり言ってもうたから、良い点についても最後に述べておきたい。
行動力.決断力には最高に長けた監督に思う。
そこに加え求心力や人心掌握術も桁外れに高い。
この辺がハマり活きたからこそ、名将と言われるだけの戦績を残せたのやろう。
それが今は時代に取り残され、考えが凝り固まっているのが惨劇を生んでいる。
監督の器としては十二分の存在。
それだけにヘッドコーチとなった阿部氏には、裸の王様と化した際に反対意見を上手く物申し暴走にブレーキをかける働きを期待する。

続任で良かったと言える来季にしてくれ!

×

非ログインユーザーとして返信する