巨人7-2広島 深読み版 対広島戦 5/18

先発野手全員安打、その全員が得点に絡むなど言う事なしの攻撃。

病み上がりとはいえ、相手エースから逆転するなど勝負強さも素晴らしかった。

戸郷も大瀬良相手に投げ勝ち、中継ぎ陣も鍵谷、中川抜きで無失点リレー、内容もらしい投球で満足度は高い。

ほぼ完璧な内容だった試合を初回から振り返る。


1回表 戸郷

田中、右飛。

直球の走り良く、球威も元通り。

変化球の精度も良し。


羽月、空振り三振。


安倍、三邪飛。


らしさが戻り何より。

これぞ戸郷という投球。


1回裏 大瀬良

梶谷、中安。

2球目ボール判定は助かる。

粘って、フルカウントから甘く浮いた変化球を逃さず。


ウィーラー、右飛。

初級の凡投球がウィーラーを少し力ませタイミングが取りづらそうだった。


丸、中飛。

エンドラン、高めのボール球にきてしまい凡打。

ツキなし。


岡本、三邪飛。

打ち損じ。

狙いすぎていたが、初球からいけたのは状態が上がってきた証拠かな。


もう少し早めに梶谷を動かしたかった。


2回表 戸郷

鈴木、空振り三振。

初球変化球からと冷静に。

2球目インロー直球、制球良く最高の形で追い込む。


坂倉、空振り三振。


クロン、空振り三振。


直球で押し込めている事で決め球のフォークも効いている。


2回裏 大瀬良

スモーク、一ゴロ。


若林、二ゴロ。


尚輝、空振り三振。


初回より大幅に制球良く投げられ、抑えられた。


3回表 戸郷

林、二ゴロ。


宇草、中飛。


大瀬良、遊直。


大瀬良にはシュート回転した直球となっていたが、試し投げしていた様に見え余裕を感じる。

危なげなく3凡。


3回裏 大瀬良

炭谷、遊ゴロ。


戸郷、遊ゴロ。


梶谷、中飛。


下位打線からの攻撃で8球終了は苦しい。


4回表 戸郷

田中、中飛。


羽月、投ゴロ。


安倍、空振り三振。

直球にタイミングが合っていたが、力で勝り最高の所からフォークを落とし抑えた。


気持ち良く、投げられている。


4回裏 大瀬良

ウィーラー、右飛。


丸、右安。


岡本、三ゴロ。

初球から無理して当てる球やない。

だが進塁打と結果良し。


スモーク、三飛。

高め要求が真ん中付近にきたが、球威に押され。


この日初のチャンスで切り抜けられたのが、不気味な流れ。


5回表 戸郷

鈴木、右二塁打。

まともに直球で勝負しない炭谷の嫌らしいリード。

最初に投げた直球をフェン直とは、相手の技術が素晴らしかった。

スタンドに入らなかった所にツキあり。


坂倉、右安。

今日初のセットで少し球威が落ち、ジャストミートされた。


クロン、空振り三振。

2球で追い込んでから、真ん中にフォークがいったのは危なかった。

だが続けてフォークを投げ、ええ所から落とし空振りを奪えた。


林、左安。

ボール球の直球で空振り、追い込めたのが大きい。

シュート回転した直球を巧く流された。

相手の経験の無さから、決め球を高めボール球の直球で攻めても面白いのではと見ていた。

巨人0-1広島


宇草、遊ゴロ。

ここで三振奪えてこそなんやが。

巨人0-2広島


大瀬良、三ゴロ。


フルカウントから林に当てやすい所に投げてしまったのが痛かった。


5回裏 大瀬良

若林、中二塁打。

自打球に悶絶しながらも、打てたのは凄い。

けどちょっと走り方見てると痛そう。


尚輝、二ゴロ。

進塁打。


炭谷、中安。

ここで返せるか、非常に大事な打席。

追い込まれてもコンパクトに高めの直球を逆方向に。

8番のタイムリーはチームにとって大きく価値がある。

巨人1-2広島


戸郷、バント失敗、三振。


梶谷、左安。

追い込まれても逆方向に素晴らしいバットコントロール。

バント失敗後もここで終わらせないのが、攻めとして大事。


ウィーラー、右二塁打。

戸郷のバントミスをカバーし、梶谷のヒットを活かす最高のタイムリー。

惜しいが、頼もし過ぎる打力。

ウィーラーが2番が最高に活きている。

梶谷の走力も大きいですな。

巨人3-2広島


丸、遊安。


岡本、投ゴロ。


尚輝の進塁打で炭谷が楽に打席に入れたのも大きく、梶谷とウィーラーが戸郷のミスを帳消しにし逆転までいった素晴らしい攻撃。


6回表 戸郷

田中、中安。

逆転直後に先頭打者出塁は苦しい。


羽月、犠打。

簡単にやらせてしまう。


安倍、二ゴロ。


鈴木、敬遠気味に四球。

炭谷、ナイスストップ。


坂倉、四球。

フルカウントになったフォークを選球されたのが痛い。


クロン、一邪飛。

ど真ん中抜けたスライダー空振り、ツキあり。

最後、開き直り投げられる戸郷の肝っ玉は圧巻。

ここで最速出せるのは魅力。


ツキも味方し踏ん張れたのは戸郷の力。

鈴木との勝負を避けた時点で同点すら許したくない戦いをした訳で、坂倉に際どく攻め置きにいかなかったのも良かった。


6回裏 大瀬良

スモーク、二直。

インロー、巧く捌いたが。


若林、四球。

打席の内容で相手が投げにくい存在となってきた。


尚輝、左安。

追い込まれてから、技ありの打撃。


炭谷、右飛。


戸郷→松原、二ゴロ。

初球の甘い変化球を振りにいけてこそ、代打の成功率は高まる。


流れ的にピンチの後のチャンスで得点しときたかった。

代打は亀井がええと見ていた。

守備、走力にも魅力ある松原をここでお役御免とするのは勿体無い。


7回表 野上→高梨

林、中安。

代走、曽根。


1球投げアクシデント。

ここから高梨。

宇草、空振り三振。

バント阻止投球含め、左殺しとして完璧な投球。


大瀬良→長野、一飛。

盗塁許す。


田中、四球。

厳しく投げきるも見切られ。


羽月→中村、遊ゴロ。


先頭の出塁許し、アクシデントあるも高梨の安定感抜群の投球でなんとか踏ん張る。


7回裏 コルニエル

梶谷、左飛。

巧く捉えるも、後ひと伸び足らず。

内容は非常に良い。


ウィーラー、見逃し三振。

ど真ん中やが、緩急にタイミング合わず。


丸、四球。

速球、緩急にも対応し選球も出来た。

久しぶりにらしい、嫌らしい打席だった。


岡本、右本塁打。

展開的に大き過ぎる2点本塁打。

追い込まれるまでは全く合って無かったが、打つ前の直球の見逃しは完全に余裕を持って見切っていた。

そこに期待は持てたが、緩急激しい高めにきた変化球をスタンドに持っていったのには驚き、岡本のどえらい技術を見た気がする。

巨人5-2広島


スモーク、右本塁打。

これぞ助っ人に求めている、力対力に打ち勝つ打撃。

乗ってきまっせ、この当たりは。

巨人6-2広島


またしても2アウトから、クリーンナップで3得点と最高の攻撃。


8回表 大江

安倍→メヒア、空振り三振。

阪神戦から本来の大江らしい投球が戻ってきた。


鈴木、右飛。


坂倉、空振り三振。


去年さながらの投球で3凡。


8回裏 高橋

尚輝→中島、一飛。


炭谷、中飛。


廣岡、左安。

ファーストスイングした球を、一振りで捉えて欲しかった。

まずは結果が出て何より。

タイミングは合っていた。


梶谷、左二塁打。

逆方向の伸び方が尋常やない。

代走、重信。

巨人7-2広島


ウィーラー、空振り三振。


ダメ押し出来た事が明日にも繋がる。


9回表 ビエイラ→戸根

クロン、左二塁打。

初球変化球でカウント取れたのが良い。

出会い頭で仕方なし。


曽根、遊飛。

ここも初球変化球でカウントを。


宇草、四球。

全て変化球。

これはお試し、手見せ的なもので、ええもんアピール出来たかなと。


長野、四球。

これはあきまへんな。

下手に変化球投げ過ぎて、直球の制球まで乱れてしまったのかなと。


ここから戸根。


田中、中飛。

とりあえず満塁でこの点差やし真ん中にといった投球。


高橋→堂林、右飛。

ここも初球をとにかくストライクゾーンに投げ、抑える。

展開的にもこんな事も必要かと。


後はベンチメンバーの起用、内容の向上ですな。

それと大城か。

チームとして尻上がりに状態が上がってきていて、何より感じる試合だった。


以上。


元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。


ご覧下さりありがとうございました。


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