プロ野球新記録の開幕13連勝&平成生まれ1人目の通算100勝を達成した菅野。

凄いなという感想より、菅野の実力を証明している結果やなという印象。

勝ち運無くチームの勝ち頭を逃すシーズンもあったが、今季は菅野の登板試合負けなしとチームへの貢献度が100%だ。

これぞ大エース。

まー君が24勝負けなしだったシーズンオフにTVでダルビッシュが工藤氏との対談で勝ち星よりも防御率や奪三振数に注目し、まー君の功績を称えていた。

勝ち星は他力の影響もあるが、投手としての力量が分かりやすいのはそこやと。

メジャー流の考えでなるほどなぁと当時共感していたが、少し考えが付け加わった。

極論だが1対0で負け続けていても防御率は抜群に良くなるし、奪三振27個でも失点しない訳では無い。

ダルビッシュの意見は正しく分かりやすくて良いが、エースとしてはチームを勝たせている所に最大の魅力があるなと個人的には思う。

そういう意味で今回の菅野の連勝新記録を最高に称えたい。

誰もが思っている事やが、菅野が贔屓チームにいて良かった。

通算100勝も含め、通過点とし今後も伸ばしていってくれる事を期待する。

色々厄介なシーズンだが、この記録も込みで楽しいペナントレースを見してくれている。

では試合の話を。

菅野は記録も意識しての事だろう立ち上がりから丁寧な投球で、1.2回を完璧に抑えた。

初回の3凡後に先制し、直後を3凡に抑えた事で流れを掴む事が出来た。

3回に制球が若干乱れ追いつかれるも同点止まり、4回に1点差とされるもそれ以上の失点は許さない、原監督のコメント通りだかこれが大きかった。

その後はソトを実質併殺に打ち取ったり、制球面でも立ち直りを見せ7回3失点。

絶好調で完璧な投球を1軍ローテレベルの投手がすれば抑えられるが、悪いなりに勝ちに繋がる投球をする確率が群を抜き高いのが菅野のハイレベルな所。

菅野らしい投球だった。

勝利を当然とされる中、素晴らしいピッチングだった。

インタビューでルーキー時にエースだった内海に触れ、自身は戸郷に期待するとコメント。

痺れましたなぁ。

それと同時にメジャー行きを匂わせる発言にも思え、寂しさもあった。

何も考えずに時に身を任せるが、戸郷に色々と期待するしかない。

頼むど！

中川、デラもこの日は普段以上に気持ちが入った投球だった。

内容より結果に満足する。

攻撃陣は初回、岡本の技ありの一打で先制するもラミレス采配に抑え1点止まり。

追加点を取れないのは痛かったが、それだけに岡本の一打が効いたとも言える。

丸、ウィーラーの一発は値千金の一発で最高の援護射撃だった。

岡本の後ろに丸がいるのが最大に活きた場面だった。

一、三塁の形になることをイメージしてつなぐ意識で打席に立てる助っ人やからこそ、生まれたウィーラーの一発も展開的に菅野を大きく助けた。

意図ある打撃を出来る打者が圧倒的に増えた今年の巨人打線。

後の大戦へ頼もしくなってきた。

岡本。

量産体制にと期待しているが、この日の強引さの無い打撃が準備段階に入った様に思う。

狙って打つ確率よりも、今の意識で打球が上がるのを待つ方が一発の可能性も高まりそうだ。

エースの記録に4安打で貢献。

頼もしい4番だ。

満足、満足。

量産体制へ期待感を持って今後見れそうだ！

おめでとう菅野はん！

以上。

元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。

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