突破口は小林 深読み版 広島戦 9/12
夢バットに託し言うやつか、小林!
菅野か岡本か坂本かこの辺が突破口となるもんやとばかり思っていた。
ここぞで小林が突破口を開いた!
これまたチームを勢いに乗せるには最高の選手が大仕事をやってのけた。
扇の要としても接戦をモノにした小林の存在は大きい。
スガコバと言う俗称はなんか趣味と違った。
やがこの試合においては、スガコバ!と叫ぶのにピッタリな最高の勝利だった。
小林の活躍を主に試合を深読みする。
1回表の先制。
坂本のコースヒット、3番に抜擢されたハイネマンのボテボテの進塁打とツキも味方しタイムリーが出ずとも先制。
ここ最近ツキにも見放されていた中で、今日は違うどという雰囲気があり良かった。
1回裏の3凡。
さぁ今日の菅野はどうかという所で、制球が甘々。
それでも3凡で終えられた所に表同様に巨人にええ風が吹いていた。
2回裏の同点止まり。
鈴木に2Sからストライクゾーンに投げ一発と制球を操りきれてない菅野。
2死までこぎつけるも、林に二塁打を浴び怖い會澤をピンチで迎える事に。
明らかに勝負を避けようというバッテリーやったが、それすらも出来ない菅野の制球力でフルカウントに。
ここで三度失投となったがそれが死球に。
怪我も無かったという事で不謹慎かもしれないが言わせてもらいたいのが、幸運やったなと。
どこ投げててもおかしくない菅野の荒れた制球の中で、甘い所にいかなくてほんまに助かった。
ここにもツキがあった。
3回裏の無失点。
先頭をエラーで出塁させる。
連敗中はこんなもん確実といっていい程、失点に繋がってきた。
ここを無失点で終えられたのが、試合の一つの分岐点だったかもしれない。
岡本のエラーからだったがその後にええバントを巧く処理しアウトに出来て、西川はええ当たりも正面に、坂倉も逆球甘い直球も打ち損じとツキも大きく味方した。
4回裏の盗塁阻止。
林、會澤と連打されたが、8番會澤の前に走塁ミスでランナーを無くせていたのが非常に大きかった。
風向きっちゅうのは分からんもんで、昨日まで逆風が大きく吹いていたのが今日は一気にここまで追い風となるとは。
相手の自滅で助かったりとあり得ないぐらいの強運がここまで続き試合が壊れなかった。
5回裏の3凡。
この回ぐらいから強運だけやなく小林のリードが冴え渡ってきた。
この回からというのも少し違和感はあるが、変化球主体に菅野をリードし3凡。
フォークに活路を見出し、決め球に使ったのが非常に効いていた。
6回裏のスガコバ。
大まか版でも触れたが、この回の3凡が大きく試合の流れを変えた。
前の回でフォークを駆使して2三振奪ったが、一転この回は鈴木、菊池とスライダーを決め球に使ってきた。
ここが小林の引き出しの多さというか、長年スガコバとしてやってきた事が最大に活きた所に思う。
それに応え菅野も最高の精度で右打者にスライダーを投げられたのも見事だった。
7回表の小林の勝ち越し弾。
あんた何故その打撃が出来て2年振りやねんと驚きの意外性抜擢の勝ち越し弾。
菅野の踏ん張りに女房役が最高の形で応え、勝ち投手に導いた。
ただの1勝やなく来週からの反撃へ大きくチームを勢いづけるドラマ性ある一発、これがこの日最大の収穫に思う。
他の打席でも好調さが窺える内容だった小林を菅野、山口専属としてスタメンマスクを被らせるのか、他でも託すのか首脳陣の腕の見せ所やろう。
自分は通常営業がええとは見ているが、どちらを選ぶべきかハッキリと考えがつかないというのが正味の話。
それぐらい可能性を感じる小林の打撃だった。
7回裏のハイネマンの珍プレー。
ここで小林に負けじとラッキーボーイっぷりを発揮するハイネマン。
新戦力がこのプレーをした事でチームのムードも大きく高まったやろう。
力量を軽視している訳ではないが、運も実力。
ハイネマンの今季の奮闘に期待したくなるプレーだった。
8.9回表の無得点。
8回はラッキーなチャンス到来を潰してしまったハイネマン、岡本。
どちらも甘い直球を打ち損じとクリーンナップとして、物足りない打撃だった。
ここで決め切れないのがまだまだ課題点であり、懸念点。
来週こそ頼む。
9回は代打廣岡が1死3塁のチャンスで3球三振。
バードに代わりいきなり松原が最高のチャンスメイクをしイケイケの場面でこれは士気が下がりかねなかった。
初球の真ん中を仕留めきれないのは痛かったが、2球目を振りにいけなかったのがなによりも最悪。
怯まんといく若手らしさが欲しかったし、これじゃ先がない。
気持ちでは少なくとも勝る選手となってくれ。
8回裏の中川の投球。
小園に代打を出してくれた事、結果的に西川と勝負せずに済んだ事、鈴木の打ち損じ、坂倉の当たり、どれもが強運だった。
疲労、状態の悪さもあるのかもしれないが、それでも中継ぎエースとしてこの内容は不甲斐ない。
月曜の試合休みで英気を養い、安定感を取り戻してくれ!
結果9回にクリーンナップと対峙しなくてよくなったのは非常に大きかった。
9回裏に抑え起用された畠。
フル回転、ほんまにご苦労はん。
ほんでプロ初セーブ、おめでとうはん。
雑な起用法にもよく食らいつき徐々に立場を作り始めているのは頼もしく喜ばしい限り。
このスパルタ教育により、だいぶ精神的にも強くなったと感じる。
これも首脳陣の狙い通りやとしたら、どえらい手腕。
投球内容としても丁寧にコースをつき、ストライク先行で、変化球のキレも非常に良かった。
ここでも小林のリードが光り、會澤に対し不利カウントから変化球要求した事も含め全変化球勝負をしたのは冷静で嫌らしい配球だった。
松山に対しても同じく不利カウントでも変化球要求と打者の読みを察して外す素晴らしいリードで逃げ切れた。
畠もフルカウントからよくボール球を投げ切れたのが大きなこの勝負の勝因。
という事で連敗ストップだけやなく、ツキも味方に出来て、菅野に勝ちがつき、決勝点は小林と勢いもつける勝利となったのは非常に価値が高い。
この1勝に喜んでいる訳ではない。
こっからに活きると信じてるからこそ、最高に高揚した。
来週、頼むど巨人!
以上。
元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。
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