しぶとさ 深読み版 ヤクルト戦 9/2
巨人のしぶとさが光った引き分けだった。
この内容でも負けなかった所にチーム状態は良好に感じる。
その辺を深読みしていきたい。
山口。
初回ノーヒットで無死満塁のピンチを招いた。
2四球とエラーで満塁。
送球ミスは非常に痛かった。
だがこれを1失点で凌いだ。
ここが山口の力量の高さであり、頼もしい所。
2四球が絡んだのが悪いという見方もあるが、塩見、山田に与えたものであり自分としては四球を嫌い長打を浴びる最悪を回避したのを良しと見ていた。
負けられない戦いには、上位打線にこれぐらい慎重にいく事も大事に思う。
この回を山田、村上に打たせなかったのが大きかった。
岡本。
2回に技ありの同点弾。
初回に打線が3凡で抑えられていた中で、早いうちに同点と出来たのは味方バッテリーを窮屈さから解放させた様に思う。
7回も火の出る様な鋭い当たりのヒットを放っており、状態は上向きやろうと甲子園での活躍に期待が持てる。
これがグラブに当たってのもので、長打と出来ていれば得点確率も高まったやろうと惜しい気持ちもあった。
増田大輝。
7回に代走で起用されるも、走力を活かせず。
間違いなく本来なら、走っている場面だった。
並の代走要員となってしまっているのが、チームとしては非常に痛い所。
それなら、9回の犠打成功もあったがピンチバンターとしての方が戦力として機能するかもと思い始めている。
岡本の代走に重信、中田の代打に増田というのもこの試合ではありだったのかなと。
相手はやはり警戒心は非常に強く牽制も多々入れていたりしていたので、そこを活かして中田に託すのも良かったかもしれない。
盗塁してこその増田。
もしまだそこに不安があるのなら、誰よりもバント技術が高い増田の起用法を増やすのも一つに思う。
中川。
先頭の内川にヒットを許すが、これは相手の技術が勝ったと諦めざるを得ない。
その中で続く塩見を3Bまでいくも抑えられた事、エンドランを仕掛けられるも進塁させなかった事は大きかった。
それだけに青木をどうにかという所やったがピンチを広げられた。
ここで山田の打席をどうするかだったが、勝負を選択。
この大勝負で山田、村上を抑えたのはただただ見事。
よー踏ん張ってくれた。
ビエイラ、デラ。
ビエイラは3連投、久しぶりに大城とのコンビにファン心理としては少し不安はあった。
だが当然9回はビエイラに託すしかない。
なんとか負けを無くす投球に期待したのやが、叶わず。
ビエイラも人間やったという事ですな。
2Sから高めボール球要求が制球ミスとなりオスナに長打を許した。
もちろんもったいなかったが、それでも抑えてきたのがビエイラで結果に泣くしかない。
唯一悔やまれるのは、川端への投球。
どっからどー考えても、直球待ちしかしていない中で初球に直球を選択したのは冷静さを欠いていたとしか捉えられない。
後続を踏まえても、ビエイラの力頼みにし過ぎたのは誰の要求かは不明やが猛省し次に活かしてもらいたい。
その後ストレートの四球で降板。
そこで起用されたのがデラだった。
最小失点で切り抜けられたのは守備の功績が大きいが、この起用法に関して原監督の際立った統率力を感じた。
元々クローザーだったデラがビエイラに信頼度で負け今はセットアッパーとなっている。
ここに特に助っ人はプライドが傷つく事が多い。
だが、そこを避けようと力量優先でない起用を続けるとチームとしては強くはなれない。
そうやなくて、力量優先の起用法をしながら信頼度は変わってないぞという意思表示の様なビエイラからのデラ起用だった。
これにはデラも通じるものがあった筈で、今後も高い意欲で投げていく気が強くなったと思う。
中田に代打で若林を起用した事も含め、選手の精神面も高く保たせる原監督の並外れた人の上に立つ資質の高さに感激し、それがハマったデラの火消しだった。
第一弾の天王山を負けずに終えられた事は、甲子園にええ状態で乗り込めるやろう。
この日が大きかったと振り返れる、甲子園3連戦となる事を期待する!
以上。
元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。
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