急降下を食い止めた 深読み版 横浜戦 8/22

更新が遅れ、タイムリーな記事とならず申し訳ない。


昨日の試合で負け無かった意味は大きい。

失点の内容を見ても、打線の圧倒のされ方を見ても、チーム状態が著しく悪化し急降下する始まりの様な6回までの試合展開だった。

こっからの大型連敗は首位争い脱落に大きく繋がる。

それを食い止めた同点劇。

戻ってきた中川、新戦力の中田、不調のウィーラーの活躍によって流れを変えたという事に最高の価値があった。

その辺も含め深読みしていきたい。


まずは先発の高橋。

初の中4日のマウンドの影響が大きかったのか、前半戦の内容とは程遠い投球。

それでも内角、低めの制球だけは要所で高い精度を保ち試合を壊さなかったのは今後への収穫に思う。

悪いなりに抑える投球術なるものが、備わりつつあると成長を感じる内容だった。

6回の牧への四球で諦め降板となったが、首脳陣の判断は妥当やろう。

だがここで、この回を無失点で切り抜けられたら更に今後に期待度が高まっていたなと見ていた。

後続が7.8.9番だった事から、もう少し高橋に託すギャンブルにでても面白かったと思う。


廣岡。

1番スタメン起用されるも、結果出ず。

打撃フォームが変わり、バットがスムーズに出る様になったと捉え損ないが減ると見ていた。

ただこれは大きく視点がズレていたと見方を改める。

中島と酷似したフォームだったので、同じくなるのかなと思い見過ぎたのが間違いやった。

振り遅れとかでもなく、真ん中直球を捉えきれずと何ひとつ内容が改変前と変わっていない。

緩急さえ使っていれば、思い通りに仕留められる打者やと相手にとっては全く脅威に感じないやろう。

まだ若く、素質は高いのは知っての通りで試行錯誤するのはええ事。

中田が加入しまた違う視点で得られるものがあるかもしれない。

今年でなくても、なんとかキッカケを掴み開花してくれるのを待ちたい。

現状では期待度の薄い打者であるのは間違いない。

下でセカンド起用でも好守があったり堅守を見せ、打撃面では抜群の内容で飛躍している中山との入れ替えもありに思う。


石川。

対左という事でスタメン起用されるも結果出ず。

ラストチャンスに近いスタメン抜擢やったが、結果を残せずだいぶ厳しい立場となってきた。

パワー、コンタクト力、選球眼、守備力、どれを取っても秀でた所が無い。

そんな中でも積極性、対左への強さから1軍戦力として期待されているが、そこにも陰りが見えてきている。

2軍戦を見ていると、対右に対する対応力が高まっており、そこに期待度がまだ残っているかなとは思うが。

下で外野も守っている菊田、平間、本職の立岡、山下と秀でたものがある選手との入れ替えが必要に感じる。


中川。

3点ビハインドと試合は決しておらず、けど負けてる展開で重要度がそれほど高くない所での起用と1軍復帰登板にはこれ以上ない場面だった。

だがこの中川の投球で流れが変わり始めた。

2軍戦とは見違える内容。

自分はまだまだ本来の中川の投球が戻るには時間がかかると見ていただけに、この内容の良さには驚いた。

これは今後に大きな収穫。

球威があり、制球も抜群。

最高のテンポでリズム良く3凡と流れを呼び込むにはこれ以上ない投球だった。


7回の攻撃。

中川がこの試合初めてええリズムで攻撃に入れる流れを作り、クリーンナップからの攻撃と1番の勝負所だった。

ここで得点だけにとどまらず、追いつけた所にチーム状態の急降下を止められたと強く感じる。

じわじわと追い上げ同点止まりで引き分けるより、ここで一気にいけたのが大きい。

それもこれも、中田が全ての雰囲気を変えた。

本人にも球界にとっても一流の野球人が道を閉ざさずに済んだのは良かった事。

だが悪い意味でも大きく注目されているのも事実。

そんな最中、あの場面で最高の結果を残せた中田の並外れた精神力は戦力として非常に頼もしい。

打撃内容も打線全体が苦労していた直球、中田自身としてもこれまで抑えられていた内角を捉えてのものと、これぞ主砲という一発だった。

ここに最高の高揚感があった。

岡本も4番として申し分ない打者となってきているが、中田の加入でより得られるものがあるやろうと更なる高みにいけるのではと思う。

坂本の内角の捌き方は天才的な対応力という印象。

中田は内角を真ん中と同じスイングで詰まらせる事なく、苦労せず打てるといった印象を受けた。

この2人の内角打ちは、これからの大戦でも巨人の強みとなり心強い。

ウィーラーに一発が出た事も、明日から気分良く打席に立てるやろうと復調に期待が持てる。

ただ、直球に差し込まれていた打席が続いていた中で変化球を捉えてのもので改善されたから出た一発では無い。

明日以降はそこの変化があるかに注目していきたい。

岡本はなんでもかんでも強振する訳でなく、この回の二塁打の様に状況に応じて軽打するスタイルなだけに、昨年30発放った中田が5番に据えられれば打線としては大きく機能するやろうと楽しみだ。

この日に関しては丸の凡打の後に、中田へ最高のお膳立てとなるチャンスメイクだった。


松原の最後の好守。

まさかのスライダーを交えながらにもかかわらずビエイラの160キロを桑原に打ち返されピンチを招き、見ているだけのこっちですらヒヤヒヤし動揺があった。

森にも緩急に対応され最後は三振を奪えるも、横浜の勢いは猛威だった。

そんな中で穴の少ない佐野を迎えたのやから、巨人側としては久しぶりにビエイラをもってしても五分五分の勝負と緊張感満載。

そこで初球、様子見の高めボール球要求やったが、制球乱れ内角ボール球に。

このコースにいったツキもあったが、ここで松原の好守で試合を終えられたのは大きかった。

あれがファールとなっていたら、無失点でいけたかは非常に怪しかったやろう。

打撃にはまだ課題もあり、好不調もあるが、この守備力は絶大で基本的にはスタメン起用でいくのがチームには最善かなと思う。

中田の加入で梶谷が復帰すれば再びポジション争いをせざるを得なくなってしまったが、強みはこの守備力に思う。

どっちに勝ち取って欲しいとかはないが、優劣つけ難い選手になってきたのは間違いない。

梶谷が代打で控えるとなれば、それこそ攻撃陣はドリームチームレベルとなる。

えらい選手層のチームとなってきましたな。

頑張れ、松原!


最後に畠。

まさかの8回に5連投となる登板。

立場上、この荒い起用法にも応えていかないと首脳陣の信用は得られない。

そんな中でゆったりしたフォームで制球良く、球速も出て後半戦無失点と安定感抜群の結果を残しているのは喜ばしい限り。

強い身体作りの一環として、この起用法なのかもしれない。

とにかく怪我だけは、もうしない事を願う。

早く便利屋から卒業し、ポジションを与えられる投手となってくれるのを期待する。


来週に繋がる、引き分けだった!


以上。


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