前半戦、総括

前半戦は2位ターンとなった。

戦績は85試合43勝32敗10分。

貯金11、首位と2ゲーム差で終える事に。

この結果だけ見ても上出来で、ええ前半戦やった。


3.4月 16勝10敗4分

   5月    10勝9敗3分

   6月    12勝7敗3分

   7月     5勝6敗0分


チーム状態が悪くても、大崩れなくやってこれたのがこの月別結果にも現れている。

このしぶとさが2ゲーム差で終えられた大きな要因ですな。


離脱者多発とチーム事情に苦労した。

菅野、大竹、野上、陽性勢、デラ、テームズ、坂本、増田大輝、梶谷、尚輝、スモーク、中川、そしてトレードされた炭谷とこんなにも主力が戦線を離れた。

1度やなく複数離れた選手も。

改めて名を並べると、えらい事になっとんたんやな。

菅野の穴は高橋、戸郷が埋め、足りない所をメル、山口が戻ってきて完全に塞いだ。

大竹、野上の穴は、鍵谷を筆頭に豊樹、大江の成長度で埋めた。

テームズ、スモークの両者離脱の痛さをかすり傷以下にしたのはウィーラーの大活躍。

大きなお釣りがあった。

坂本の穴埋めは、流石に出来んかったかな。

増田大輝の穴も、湯浅、重信あたりが期待されたが埋まらなかった。

梶谷の穴は埋まりはしなかったが、松原が大きく支えた。

尚輝の穴は完全では無いが、北村が奮闘してくれている。

中川、デラの穴は、大江とビエイラが期待度を大きく上回る抜群の安定感で埋めたといえるやろう。

これだけの主力の離脱を1人1人で埋めた訳では無いが、代わりの選手の台頭で痛手とならなかったのは大したもんだ。

離脱者が出ず、本来の力通りの活躍をしてくれていればあの阪神の勢いがあれど、独走していたかもしれないですな。

いや、そんな上手い事行かんのが野球の難しい所か。

そうゆえば陽性者の離脱時に、香月、松原が大活躍したのが大きかった。

そこで松原がレギュラーの座を掴んだのが、今にも活きている。

香月は主力が戻ってきたタイミングで降格し、その間に自打球2つで調子を崩したのは非常にもったいなかった。

力があれば、またやってくれる筈なので期待している。


今や懐かしい話やが、開幕戦菅野と中川がピリッとせず苦戦していた。

そんな中で亀井のサヨナラ弾、これがスタートでしたな。

ここでなんとかつまずく事なく勝てたのが、まぁまぁの開幕ダッシュが出来た要因に思う。


チーム状態がすこぶる悪く厳しい時期があった。

4月の阪神、広島との初カード辺り。

交流戦前。

交流戦終盤。

この3つの時期に前半戦通してではあるが、3タテを食らわなかった事。

なんとか粘り強く戦いその後、悪かった時期を取り返すかの様に大型連勝出来た事。

これが非常に大きかった。

即座に苦しんだ時期の借金を取り返し、貯金に変えられたのが現状の位置を堅守している事に繋がった。


個々の選手で振り返ると、最も勝利に貢献したのは断トツでウィーラーやろう。

開幕から状態がすこぶる良く、陽性離脱もあったが復帰後も好調を維持していたのはかなり救われた。

開幕前は新助っ人が加入し、1軍での居場所は確保されてなかった。

そんな中でも全く腐る事なく、力量を高めるとは思いもしなかった。

去年まではムードメーカーとしては頼もしかったが、助っ人としては長打力に物足りなさがあった。

だが今年は去年までのフェンス際で失速という事もなく、欲しい所で価値ある一発を放っている。

原監督がよく言う献身的な選手というのが、ピッタリ当てはまっているウィーラー。

契約していてほんまに良かった。


先発陣では高橋ですな。

この高橋も開幕前ローテ漏れもあり得た中で、大貢献のセリーグトップの9勝と安定感抜群の投球で菅野が戦力になっていない穴を埋めてくれた。

阪神戦で4戦4勝というのも、今年の戦いでは頼もしい限り。

そうゆえば、オープン戦での阪神戦で佐藤の打たれた一発が開幕ローテを外されかけたキッカケだった。

その悔しさを存分に返してくれている。

制球力の大幅な向上が好結果に繋がってますな。


中継ぎでは、大江、ビエイラ。

消去法でこの投手が打たれたら仕方ないではなく、完全なる信頼度で大江、ビエイラを勝ちパターンで使える様に。

この両者の大成長が、チームの戦いに安定感、形を作れる事に繋がった。

今後の戦いは勝ち試合をいかに落とさないかが、より大事となってくる中で頼もしい2人の存在だ。


予想だにしない丸、岡本の不調もあった。

丸は2軍落ちまであるという、大不振だった。

そんな中でも長嶋終身名誉監督の助言もあり、本来の丸の姿に。

岡本も開幕時はどうなることやと心配したが、今や2冠と結果も文句無し、何よりここぞでの大仕事で4番としてのチームの貢献度は絶大だ。

この2人の復調も前半戦の大きな事柄だった。


懸念点は、菅野、デラ、中川、増田大輝、亀井。

菅野は重症ではないが、投球に大きく影響する状態なのやろう。

高橋、戸郷、山口、メルと先発は揃っているので、完全体になるまで治療に専念してもらいたい。

勝負の9.10月に戻ってこれれば心強い。


デラも市民権を得に渡米するまでは良かったのやが、そこからサッパリ。

このオリンピック休みを使い、本来の姿を取り戻して欲しい所。


中川は骨折で離脱とどれぐらいで本来の状態に戻るのか未知数。

菅野同様、勝負の9.10月に本調子で戻ってこられれば理想的。


増田大輝も1軍復帰するまで回復してきたが、代走で盗塁までがセットの選手。

2軍でも失敗やギリギリのタイミングが目立っていたのが気がかりな所。

このオリンピック休みで完調となってくれるのを期待する。


最後に亀井。

こんなもんやないのは知っている。

ただこれだけ苦しんでいるのも近年稀で、不振なのは否めない。

それでも1軍戦力ではあるので難しい所やが、勝負所は9.10月。

そこまで2軍で打席に多く立たせ復調を促して、戻ってきてもらうのがええのかなと自分は思う。


とまぁ長々と振り返ったが、チーム事情を踏まえると120点の前半戦やった。

出来すぎだったぐらいに思う。

だがこれも偶然ではなく、チーム力が高まったからこそ。

去年の打線に梶谷が加わり、松原、ウィーラーの打力が上積みされている。

投手陣も後ろが大江、ビエイラが完成体となり強固になった。

後半戦にたたみかける体制は整ったやろう。

一気に優勝まで駆け上がってくれるのを、楽しみにしている!


以上。


元通り満員の球場で大声で応援出来る様、手洗いして予防しましょう。


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